Akamai、過去最大規模のランサムDDoS攻撃が観測されたとして注意喚起を発表
2020年9月16日(水)
Akamai Technologiesは9月11日(現地時間)、世界中の数千の組織において、大規模なランサムDDoS攻撃が観測されているとして注意喚起を発表した。過去最大規模だとしている。
「ランサムDDoS攻撃」とは、DDoS攻撃の中止と引き換えに金銭を要求する攻撃。ランサムDDoSの攻撃対象は、当初は金融サービスが中心だったが、最近では他のさまざまな業種および組織が標的になっているという。同社は、もし自分の組織がランサムDDoS攻撃の脅迫メールを受け取ったとしても、決して金銭を支払わないように呼びかけている。これは、実際に攻撃が行われる保証がないこと、金銭を支払ったとしても攻撃が中止される保証がないことが挙げられている。対策としては、IT部門、運用部門など各部所に、DDoS攻撃への備えができていることを確認し、実際に攻撃が行われた場合の対処方法を徹底するよう推奨している。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
注意喚起
その他のニュース
- 2025/2/22 「Ubuntu 24.04.2」リリース
- 2025/2/21 リモートデスクトップクライアント「TigerVNC 1.15」リリース
- 2025/2/21 Mesa 3D の最新版「Mesa 25.0.0」リリース
- 2025/2/18 Linuxカーネル「Linux 6.13.3/6.12.14/6.6.78」リリース
- 2025/2/17 Canonical、「Kubernetes LTS」を発表
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Akamai、過去最大規模のランサムDDoS攻撃が観測されたとして注意喚起を発表
- 情報処理推進機構、「情報セキュリティ10大脅威 2025」を発表
- US-CERT、IoT機器を悪用したDDoS攻撃の増加傾向について注意喚起
- JPCERTが2019年第4四半期のインシデント報告対応レポートを発表、マルウェア「Emotet」の相談が増加
- 大規模DDoS攻撃の黒幕、現る
- CNCFのWebinarから、AdobeとAkamaiがwasmCloudを解説したセッションを紹介
- Akamai、クラウドとセキュリティにおけるトレンドを予測
- Arbor Networks、史上最大のDDoS攻撃の観測について発表
- 【防御は最大の攻撃】大規模DDoS攻撃が明らかにした「IoTセキュリティ」の価値とは
- MailGuard、Dropboxを騙るフィッシングメールに関して注意喚起