Bitdefender、Rustで実装されたMacOS向けのバックドア型マルウェア「RustDoor」について注意喚起を発表
2024年2月15日(木)
Bitdefenderは2月9日(現地時間)、Rustで実装された新しいMacOS向けのバックドア型マルウェア「RustDoor」を発見したと発表し、注意喚起を発表した。
「RustDoor」は、「Microsoft Visual Studio」のアップデートを偽装しているという。2023年11月から2024年2月2日までに発見されたすべてのファイルがIntelとARMアーキテクチャ向けMach-Oファイルを持つバイナリとして配布されている。また、親となるアプリケーションバンドル、ディスクイメージが存在しないという。マルウェアの目的は情報窃取と見られる。また、「RustDoor」には複数の亜種も発見されているという。
Bitdefenderは、検出および防御に必要な情報をコミュニティと共有するため、調査により判明したセキュリティ侵害インジケータ(IoC)と、危険なファイルのファイル名の一部を公開している。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
Blogによる記事
その他のニュース
- 2024/10/13 ディスプレイサーバー「Wayland 1.38」リリース
- 2024/10/12 「Ubuntu 24.10(Oracular Oriole)」リリース
- 2024/10/10 「OpenBSD 7.6」リリース
- 2024/10/10 パッケージ管理システム「RPM 4.20.0」リリース
- 2024/10/9 「Qt 6.8」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- AWS、WindowsおよびMacOSでLinux コンテナをビルド・実行・公開できるコマンドラインツール「Finch」のWindows サポートの一般提供を発表
- ホームネットワーク向けセキュリティをアプライアンスで提供するBitdefender BOXとは
- Rustのエコシステムの拡がりを感じるデスクトップアプリのためのツールキットTauriを紹介
- JetBrains、新しい軽量IDE「Fleet」を発表
- プログラミング言語「Rust 1.75」リリース
- OpenZFS、「MacOS X Sierra 10.12」をサポートした「OpenZFS on OS X 1.6.1」リリース
- parallels、macOS向け仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 17.1 Update」を発表
- Rustで実装されたコードエディタ「Zed」がオープンソース化
- オープンソースの圧縮・解凍ソフト「PeaZip 9.7.0」リリース
- 「TAURI」と「Rust」の「テスト」機能を試してみよう