NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は3月5日、新たなVPSサービス「WebARENA VPSクラウド」(ウェブアリーナ ブイピーエスクラウド)を提供開始した。あわせて、本サービスを最大3か月無料で使えるキャンペーンも同時に開始した。
「WebARENA VPSクラウド」は、大容量のバックボーンによる快適なアクセス環境と堅牢なデータセンターに設置されたプラットフォーム、豊富なノウハウによる高い信頼性を特長としている。本サービスは、2005年に提供開始したVPSサービスの後継として、NTTPCの培ったノウハウを生かし、ユーザーの声をもとに開発した、安定性と拡張性の高いサービス。
「WebARENA VPSクラウド」は、従来のVPSサービスプラットフォームに、Webサイト制作・Webアプリケーション開発の作業の手間を軽減する監視やロードバランサ、バックアップ&クローンなどの新たな機能を追加した。初期構築の手間を省きたい、効率的にWebサイトを制作したい、Webアプリケーション開発のコストを抑えたいというWebサイト制作会社やWebアプリケーション開発者に適したサービス。
株式会社あくしゅがWakame Software Foundationにて開発したオープンソースの国産クラウドコントローラ「Wakame-vdc」を採用し、従来のVPSサービスプラットフォームと組み合わせ、以下を実現している。
最短3分でサービスを開通することができる。サービス利用までの時間を短縮することで、納期に縛られることなくビジネスに集中することができる。
Web上のコントロールパネルから、インスタンスの起動・停止、ロードバランサの設定、マシンイメージのバックアップなど、全てオンデマンドで操作ができる。面倒な作業をマウスクリックで肩代わり。手間を軽減できる。
複数のインスタンスを1つのコントロールパネルで一元的に管理することができる。冗長化されたWebサーバーとDBサーバーを組み合わせたWebシステムや、用途別にインスタンスを複数利用する際のインスタンス管理の手間を省く。
インスタンスごとにファイアウォールを導入することができる。インスタンスに対する特定の通信からのアクセスを細かく制御することができるため、Webシステムの堅牢性を格段に向上させることができる。
監視機能が追加料金なしで利用できる。稼働監視だけでなく、様々なサービスの監視(HTTP/HTTPS/FTP等)を行うことで、予期せぬインスタンスやロードバランサーのトラブルをいち早くアラートとしてメール通知する。
Webサービスの可用性やパフォーマンスを高めることができる。ショップサイト・オンライン予約のような止められないサイトや、ニュースサイト・キャンペーンサイトのようなアクセスの予測が難しいサイトの運用は、ロードバランサを使って冗長性を高めることにより、ビジネスの機会損失を防ぐ。
ユーザーのタイミングでマシンイメージをバックアップすることができる。さらに、バックアップしたマシンイメージをテンプレートとして新たにインスタンスを起動することができる。同じ作業を繰り返しがちなWebサーバーの設定など、このバックアップ&クローンを使って作業の標準化と効率化を図ることができる。
http://web.arena.ne.jp/vps-cloud/