EMCジャパン、ビッグデータ解析から認証を判断する機能を搭載し、複数の認証方式をサポートする「RSA Authentication Manager 8」を販売開始
2013年5月9日(木)
EMCジャパンは5月7日、「RSA Authentication Manager」の最新版で、ユーザーに属する複数の情報を分析して認証リスクを判定するリスクベース認証機能を搭載した「RSA Authentication Manager 8(アールエスエー・オーセンティケーション・マネージャー8、以下AM8)」を販売開始した。
AM8は、昨今の企業ニーズに応えてリスクベース認証機能を追加。リスクベース認証は、ユーザーのデバイス情報や行動パターンをはじめとする複数の要素を用いてリスクを判定し、認証の可否を決定する認証方式。認証には、日頃使用しているIDと固定パスワードを用いるのでユーザーにとっては利便性が高く、しかも、多要素で判定する強固な認証となる。
リスク判定に用いられるリスクエンジンはユーザーのデバイスや行動パターンに関連して1ユーザーあたり100種類以上の情報をビッグデータとして蓄積し、自己学習して判定の精度を高めていく。このリスクエンジンは、3億5千万人ものオンラインサービス利用者を保護しているRSA Adaptive Authenticationと同じ設計で、その分析ノウハウがAM8のリスクエンジンに受け継がれている。
AM8は、ユーザー・ダッシュボードの搭載をはじめとする管理機能の向上や仮想化対応も行った。それにより、ワンタイム・パスワード認証とリスクベース認証を一製品で展開でき、認証方式やRSA SecurIDの種類に関わらず容易に管理できるため、運用と管理の負荷が少ない認証サーバーとなった。
価格は、ユーザー数により異なる。リスクベース認証を使用する場合は、リスクベース認証ライセンスが別途必要。
EMCジャパン
http://japan.emc.com/
http://japan.emc.com/
その他のニュース
- 2024/12/14 AWS、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を開始
- 2024/12/13 Linuxディストリビューション「OpenMandriva Lx 24.12 "ROME"」リリース
- 2024/12/11 オープンソースのエミュレーター「QEMU 9.2」リリース
- 2024/12/10 systemdの代替を目指すサービスマネージャ「GNU Shepherd 1.0」リリース
- 2024/12/9 軽量なLinuxディストリビューション「manjaro 24.2」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- EMCジャパン、ビッグデータを活用した、セキュリティ管理プラットフォームを販売開始
- Lab Managerの運用と管理
- EMCジャパン、スケールアウトNAS「Isilon」の最新版を販売開始
- 「FreeIPA」の機能を試してみよう
- RSA V8にみる最新UMLモデリング
- BBTowerがクリエーションラインと協業、EMCアイシロンを利用したHadoopプラットフォームの構築とサービス提供を発表
- BlackBerryのセキュリティ機能
- EMCジャパン、エンタープライズクラスのStorage-as-a-Serviceを実現する「EMC Symmetrix VMAX Cloud Edition」を提供開始
- 組織化するオンライン犯罪集団との闘い
- OpenSSH、今後はRSA/SHA1をデフォルトで無効に