LPI-Japan、「Linuxセキュリティ標準教科書」を公開、無償での配布を開始
2013年10月9日(水)
OSS/Linux技術者認定機関として「LPIC」および「OSS-DB技術者認定制度」を実施する特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は、OSS/Linuxの技術者育成・教育のための教材「Linuxセキュリティ標準教科書」を公開したことを発表した。PDF版、EPUB版、Kindle版、書籍版での提供となり、PDF版とEPUB版はすでに10月1日より、LPI-Japan公式HPで無料にてダウンロード可能。
現在、多くのシステムにおいてLinuxはサーバOSとして採用されている。すでにLinuxを採用することは特別なことではなくシステム構築においてスタンダードな選択肢と言える。そのような中、標的型攻撃をはじめとしたサイバー攻撃は年々高度化しており、Linuxシステムおいても高いセキュリティレベルの確保、またセキュアなLinuxシステムを構築することのできるスキルを持った人材の育成は優先度の高い課題の一つとなっている。
「Linuxセキュリティ標準教科書」はLinuxにおけるセキュリティを学習・再認識するために最低限必要となる知識を体系的にまとめた内容となっている。LPI-Japanでは、本教材の無償提供により教育機関や企業研修でのOSS/Linuxにおけるセキュリティ教育の質向上の一助となることを目的としている。
なお、本教材は、セキュアなシステム設計・サーバ構築のスキルを認定する「LPICレベル3 303試験(LPI - 303 Security Exam)」の教育および学習にも役立つという。
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