Red Hat、データ統合プラットフォーム「JBoss Data Virtualization」の新版を発表

2014年2月25日(火)

Red Hat,Inc.(以下、Red Hat)は、Red Hat JBoss Data Virtualization 6の一般向け提供を開始したと発表した。この製品は異種データソースにわたる統一化された情報アクセスとデータ統合のためのプラットフォームで、これによりビッグデータを、すぐに活用可能な情報資産に変えることができるようになる。

企業内のデータは、複数の組織にわたり、Hadoopや従来のリレーショナルデータベースやMongoDBのようなNoSQLなど、さまざまな形態で散在している。これらの散在する企業データを生産性高く統合し活用しやすくすることは企業の課題となっている。従来、このようなデータに分析やビジネスインテリジェンスのソフトウェアからアクセスするのは容易でなく、価値ある情報の活用に対する障壁となっていた。JBoss Data Virtualizationはこの課題を解決し、さまざまなデータに対して一元的なアクセスを可能にする。

JBoss Data Virtualizationは、多種多様なデータソースに対して迅速かつネイティブなアクセスを可能にする。さまざまなデータソースのデータは抽象化され、情報を利用する際にそれぞれのデータソースにまつわる技術的な側面を知る必要なく、情報の活用やアプリケーションの提供に多くの時間を使えるようになる。

JBoss Data Virtualization 6の主な新機能は以下の通り。

・Hadoop、NoSQLデータベース、Red Hat JBoss Data Grid、およびMongoDBのテクニカルプレビューをデータソースとしてサポートすることによるビッグデータとクラウドデータの統合

・ビジネスダッシュボードによる迅速なレポートの作成とデータの視覚化

・Red Hat JBoss Developer Studioと統合されたグラフィカル仮想モデル設計ツール、SQL-DDLベースの仮想データベース定義、インポート/リユース機能、およびネイティブクエリのサポートによる開発者の生産性向上

・Red Hat JBoss Enterprise Application Platform(EAP)による配備とパッケージングの簡素化


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