at+link、オープンソースのKVMとSheepdogで構築したホステッド型プライベートクラウドを提供開始
リンクとエーティーワークスが共同で展開しているホスティングサービス「at+link (エーティーリンク)」は、オープンソースのKVMとSheepdogで構築したプライベートクラウド環境が初期0円、月額50,000円からという低価格で利用できる「at+link プライベートクラウド」を3月17日より提供開始すると発表した。
at+linkでは、1996年よりホスティングサービスを展開してきたノウハウを生かし、ユーザ企業に対して専用の環境を低価格で構築するホステッド型プライベートクラウド「at+link プライベートクラウド」を提供する。費用は、初期費用0円、月額50,000円からと自社で構築した場合に比べて格段に低く抑えられるため、プライベートクラウドを導入したいと考えるユーザにとって非常に利用しやすいものとなっている。
at+link プライベートクラウドの特長は、オープンソースの活用によって抜群のコストパフォーマンスを実現し、コントロールパネルからクラウド環境を簡単・自由に構築管理できるほか、監視・運用のサービスも含めて提供するところにある。
さらに、本サービスを構成する分散ストレージシステム「Sheepdog」は、物理サーバに内蔵されているHDDを用いてデータの多重化を実現した分散ストレージプールを構築し、専用の外部ストレージ機器を利用することなく、低コストで可用性の高いストレージ環境を実現する。
プライベートクラウド環境は5台の物理サーバ(最小構成)で構築しており、ユーザは専用のコントロールパネルから数分でサーバを利用することができる。ネットワークやディスク容量によって料金が変動するパブリッククラウドと異なり、仮想マシンを何台作っても料金は定額。カスタマイズも自由で、リソースやデータをユーザが完全に専有することができる。VPN、専用線接続、コロケーション接続など、要件に応じた様々なネットワーク環境にも対応が可能だ。
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