OSSコンソーシアム、Asakusa Framework部会を新設
2014年6月28日(土)
OSSコンソーシアムは6月27日、ビックデータや分散処理技術が注目を集める中で、基幹システムにおけるOSS活用の普及促進に向け、「Asakusa Framework部会」を設立することを発表した。
Asakusa Frameworkは、多数のサーバで並列処理をさせることで高速なバッチ処理を実現するHadoopを活用し、従来技術では遅かった業務バッチ処理を高速化させるための開発・実行用フレームワーク。株式会社ノーチラス・テクノロジーズが開発し、オープンソースとして公開している日本発のOSSフレームワークであり、既に実システムで活用されている実績あるOSS。基幹バッチ処理を実現するための開発環境、実行環境、運用環境を提供する。
ビッグデータの潮流に乗って、Hadoopを中心とした分散処理技術やそのエコシステムを構成するOSSに注目が集まっているが、企業内システムにおける採用は、まだまだ本格化していない。技術的に難易度が高い、サポートへの不安がある、情報が少ない・入手先が分からない、など様々な理由が挙げられる。また、Hadoopの知名度や認知度は高まってきたとは言え、Asakusa Frameworkも含め知名度や認知度の低さが障壁になっている。
Asakusa Framework部会は、日本発のOSSであるAsakusa Frameworkを中心に、Hadoop、その他の最先端OSSの情報蓄積や情報整理・情報展開、技術検証やビジネス検討等の活動を通して、基幹系システムへ導入を更に促進していく。
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 日立ソリューションズ、ノーチラス・テクノロジーズと協業し「Asakusa Framework ES版」を販売開始
- IIJ、ビッグデータの並列分散処理環境「IIJ GIO Hadoopソリューション」を提供開始
- オープンソースの最新トピックと、ビジネス活用のポイント(OSPセミナーレポート前編)
- 米Mozilla財団の2014年売上は3億3,000万ドルに、HPがDockerの各種ソリューションを提供、ほか
- ブレインパッド、Hadoopフレームワーク「Huahin Framework」をOSSとして公開
- こんなに簡単!楽々Framework II
- 日立ソリューションズ、.NETアプリケーション開発用フレームワークをOSSとして公開
- 先進ユーザーがリードするHadoop/Spark応用事例~Sparkで5倍の性能アップ~
- 【速報】「IBM InterConnect 2016」、米Docker社がコンテナ一元管理ツール「DDC」を発表、ほか
- 「Drupal ビジネスコンソーシアム」が正式発足