サイオス、世界初、機械学習技術を搭載したITオペレーション分析の新製品「SIOS iQ」を発表
サイオステクノロジー(以下、サイオス)は2月2日、機械学習技術(米国特許申請中)を搭載した世界初のITオペレーション分析(IT operations analytics、以下ITOA)ツール「SIOS iQ」を発表した。「SIOS iQ」は、仮想およびクラウド環境での重要なアプリケーションの稼働状況を包括的に監視、分析、最適化し、アプリケーションのパフォーマンス、効率性、信頼性を保護するシンプルでインテリジェントなソリューション。
ITOAツールは、IT システム運用で発生するビッグデータを分析し、システムの運用に関わる意思決定を支援するソリューション。「SIOS iQ」 は、機械学習技術を用いて、仮想およびクラウド環境での重要なアプリケーションの運用における複雑な問題を解決する。アプリケーション、コンピュート、ストレージ、ネットワーク間の稼働パターンをトラッキングし、正常稼働時のパラメーターを学習する。その上で、稼働状況の問題を検出し、仮想およびクラウド環境でのアプリケーションのパフォーマンス、効率性、信頼性を改善するための重要情報を提供する。
近年、仮想およびクラウド環境へのシステム移行が急速に広がっている。その結果、IT部門の管理負担は、増加する一方となっており、負担軽減のソリューションが望まれている。現在、顕在化した問題の解決のためのツールは存在するが、潜在的問題を機械学習技術を用いて把握し、解決策を提供するソリューションは存在しなかった。「SIOS iQ」は、重要なアプリケーションを保護するソリューションとしてIT管理者の課題を解決する。
サイオスは、2月24日(火)より、無償の「SIOS iQ Freeview Edition」を提供開始する。
「SIOS iQ Freeview Edition」のDASHBOARDでは、機械学習技術を用いた下記の3つの機能を体験することができる。
- PERC(Performance, Efficiency, Reliability, Capacity) Overview
タッチとモバイルに対応した使いやすいインターフェイスで、コンピュート(CPU、メモリ)、ストレージ、ネットワークそれぞれのパフォーマンス、効率性、信頼性、キャパシティ情報を表示する。 - Waste(Idle VM, Snapshot)
アイドルVMと削除可能なスナップショットの消費情報を表示し、コスト軽減を提案する。 - Host Based Caching
Host Based Caching(HBC)とは、ストレージとネットワークのトラフィック負荷を軽減するためにホストマシンのSSD(Solid State Disk)を適用する技術で、ストレージのパフォーマンスとアプリケーションのレスポンスを飛躍的に改善する。キャッシュ化することによりパフォーマンスの向上が見込める仮想マシンの候補を示し、キャッシュ化後の予想IOPS値とレイテンシー値、およびキャッシュサイズとキャッシュブロックサイズの推奨値を提示する。
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