ロックオン、EC構築オープンソースの最新版「EC-CUBE 3」の開発を開始
2015年2月13日(金)
ロックオンは2月10日、同社の提供するEC構築オープンソース「EC-CUBE」のさらなる進化とEコマース市場の発展を目指し、「EC-CUBE 3」の開発を開始したことを発表した。
Eコマース市場はスマートフォンやタブレットといった多様化するデバイス、Webと店舗を融合するオムニチャネル、フルフィルメントやプライベートDMPといったエンタープライズ領域の発展など、今まで経験したことのないスピードで変革しており、デバイスや周辺サービスの多様化に対応できるソフトウェアの提供が強く求められている。
このような背景のもと、「EC-CUBE」はECオープンプラットフォームとしての拡張性を、単なるデバイス対応というWeb領域に留まることなく、スマホアプリやリアルPOSレジ、IoT対応なども視野に入れた、あらゆる関連概念との連携を可能にする、次世代ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE 3」の開発に着手した。
「EC-CUBE 3」はEコマース市場そのものの発展を目指し、2015年3月のβ版リリース、及び、2015年5月(予定)の正式版リリースに向け開発を進めていく。
「EC-CUBE 3」は、EC-CUBEの開発ポリシーである「安心・安全」「対応環境への柔軟性」「あらゆる要求を叶える拡張性」の3点を軸とし、特に「拡張性」の向上を追及した最新バージョン。概要は以下の通り。
- APIの実装
標準機能のほぼ全てをAPI化。多様な周辺サービスや、アプリケーションとの連携をよりシームレスに実現する。ネイティブアプリ用にSDKも提供予定。 - 内部機構の刷新
開発のベースとして、PHPマイクロフレームワークであるSilexを採用予定。近年のPHPアプリケーション開発の手法を取り入れより柔軟な拡張性と開発効率の向上を図る。 - ユーザーインターフェースの刷新
管理画面をレスポンシブウェブデザインとし、タブレットをはじめとするタッチデバイスでも快適に使えるメニューへと刷新。顧客側では購入フローを大きく見直し、カゴから購入完了までを3ステップに短縮。
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