GMOアドパートナーズとGMO NIKKO、ビッグデータを活用したマーケティング施策を支援する「GMOプライベートDMP」を発表
GMOアドパートナーズとGMO NIKKOは7月10日、オリジナルのDMP(Data Management Platform)である「GMOプライベートDMP」を、2014年10月より提供開始すると発表した。
「GMOプライベートDMP」は、企業が保有する顧客情報やWeb訪問履歴などのデータを分析し、マーケティング施策の検討に活用できるサービスで、GMOアドパートナーズとGMO NIKKOが持つ広告運用ノウハウと、GMOインターネットが持つ高度なビッグデータ解析技術を合わせて開発された。「GMOプライベートDMP」の運用はGMO NIKKO、GMOインターネットが共同で、販売はGMOアドパートナーズ、GMO NIKKOが行う。
プライベートDMPとは、企業の自社サイトやECサイトの閲覧履歴や、性別・年齢・居住地といった顧客属性データ、POS・購買情報データなど、企業が保有しているデータ資産をひとつに集約するマーケティングデータ基盤。プライベートDMPを構築することで、集約したデータの一括管理・分析が可能となり、WEB広告やダイレクトメールの配信など様々なチャネルにおいて、ユーザーごとに最適な施策を実施することができる。しかし、集約した膨大なデータ資産(ビッグデータ)を管理・分析するには高度な情報処理システムが必要となるため、自社でプライベートDMPを構築できない、また、構築できても、データを分析してマーケティング施策に活用できる人材が少ないなど、自社のデータ資産を生かしきれていない企業は少なくない。
GMOアドパートナーズとGMO NIKKOは、こうした課題を解決するべく、ビッグデータの高速処理はもちろん、使いやすさに徹底的にこだわった「GMOプライベートDMP」を、GMOインターネットと共同で開発した。これにより、データを活用できる人の幅を広げることができ、企業が保有するデータ資産をオンライン/オフラインで素早く有効活用することが可能となる。
「GMOプライベートDMP」は、システムに関する専門的な知識を持たないユーザーでも簡単に操作・設定ができるインターフェイスに設計されている。例えば、ユーザーセグメントの設定は、性別や年令といったユーザー属性、WEBの閲覧履歴や購入履歴など、様々な条件を組み合わせるため複雑になりがちだが、「GMOプライベートDMP」ではドラッグ&ドロップで直感的に設定することが可能。
分散処理技術にオープンソースのHadoop+Impalaを全面採用することにより、ビッグデータの高速処理を実現した。これにより、「GMOプライベートDMP」に統合したデータからリアルタイムにユーザーセグメントを作成するなど、マーケティング施策への素早いデータ活用が可能となる。
新たに作成したユーザーセグメント設定を、その日のうちに「GMOプライベートDMP」と連携しているDSPの広告配信に反映することができる。また、ユーザーの特定の行動が条件となる設定をした場合も、ユーザーが該当する行動をした瞬間にリアルタイムで広告配信に反映することが可能。
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