ヤフージャパン、ビッグデータ分析向け高次元データ検索技術「NGT」をオープンソースソフトウェアとして公開
2016年11月27日(日)
ヤフージャパンは11月24日、ビッグデータ分析向け高次元データ検索技術「NGT」をオープンソースソフトウェアとして公開した。
「NGT(Neighborhood Graph and Tree for Indexing)」は、テキストや画像、商品、ユーザーデータなど、複数の特徴を持つ「高次元データ」を、大量のデータの中から高速に検索できる技術。言語データにおいては、検索精度(適合率)90%として、200万件の言語データを対象に検索を行った場合、既存の類似技術の中で最も高速な技術「SASH」の検索時間が約2.4ミリ秒かかるのに対して、NGTは最速で約0.6ミリ秒と、約4倍の高速性を実現した。画像特徴データについても適合率90%として類似技術の約5.6倍の高速性を実現している。
「NGT」は、AIやIoTの台頭により、さらに巨大化するビッグデータの分析の高速化に寄与するものと期待されているという。
「NGT」は、GitHubで公開されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
プレスリリース
その他のニュース
- 2024/12/25 Apple Silicon向けの「Fedora Asahi Remix 41」リリース
- 2024/12/24 「PHP 8.4.2」リリース
- 2024/12/24 Arch Linuxをベースとした「CachyOS」の2024年12月版リリース
- 2024/12/23 システム管理者向けライブLinuxディストリビューション「Grml 2024.12」リリース
- 2024/12/22 「LibreOffice 24.8.4 Community」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- AWS、PostgreSQL互換で基幹業務に対応可能な「PostgreSQL for Aurora」発表、ほか
- ヤフーと米トレジャーデータ、ビッグデータ領域で業務提携
- Yahoo!、膨大な選択肢の中から適切な解を予測するAI技術「AnnexML」をオープンソースソフトウェアとして公開
- Yahoo!、膨大な選択肢の中から適切な解を予測するAI技術「AnnexML」をオープンソースソフトウェアとして公開
- 日立製作所、Hadoopデータ処理基盤で行うビッグデータ分析を最大100倍に高速化する技術を開発
- 日立製作所、Hadoopデータ処理基盤で行うビッグデータ分析を最大100倍に高速化する技術を開発
- Yahoo!、ビッグデータ処理エンジン「Vespa」をOSSとしてリリース
- Yahoo!、ビッグデータ処理エンジン「Vespa」をOSSとしてリリース
- ブロケード、ヤフーの全社共通Hadoop基盤にイーサネット・ファブリック・ソリューションをを提供
- EMCジャパン、ビッグデータ解析から認証を判断する機能を搭載し、複数の認証方式をサポートする「RSA Authentication Manager 8」を販売開始