情報処理推進機構、「セキュリティインシデント対応机上演習」教材を公開

2025年4月21日(月)
 情報処理推進機構(IPA)は4月15日、一般企業向けおよび医療機関向けの2種類の「セキュリティインシデント対応机上演習」の教材を公開した。

 この教材は、ランサムウェア感染のインシデントシナリオを使用して、インシデント対応の一連の流れを学ぶもの。ランサムウェア被害は企業や医療機関など様々な業種において事業を一時停止に追い込む事態も多発しており、たとえばランサムウェア被害はIPAの情報セキュリティ10大脅威2025の組織向け脅威の1位となっている。

 同教材では、過去のランサムウェア被害事例を参考にインシデントシナリオを制作。基本的なインシデント対応の流れを「中小企業のためのセキュリティインシデント対応手引き」に沿って学ぶ座学パートと、ランサムウェア感染に対する対応を受講者がグループでディスカッションしながら対応方針・方法を検討し、発表する演習パートで構成されている。また、実施マニュアルは、ファシリテーター向けに机上演習の事前準備から当日の運営方法、事後作業の進め方、教材の解説を記載している。

 「セキュリティインシデント対応机上演習」教材は、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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