2017年第2四半期のAR/VRヘッドセット出荷台数は？

今週はVR関連のみならず、AR関連のニュースも相次ぎました。アップルのARフレームワーク「ARKit」を搭載したiOS 11の正式リリースが9月20日（米国時間9月19日）に行われたことにより、スマートフォン向けアプリを中心として、ARへの注目が高まりつつあります。

また、上記「ARKit」のトラッキングを利用したVRアプリも登場しており、スマートフォンでのVR体験向上も見込まれています。今後の動向に要注目です。

アマゾン、音声アシスタント×ARスマートグラスを開発か

英紙のFinancial Timesによると、EC大手のアマゾンがスマートグラスを開発中とのことです。これは、同社の音声アシスタントである「Alexa」にスマートグラスからアクセスを可能にするもの。骨伝導機能を搭載しており、顔の骨に振動を伝えることで音を伝える技術を使用しているとのことです。現時点では本デバイスに関する多くの情報が未公開ですので、今後の発表に期待しましょう。

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音声アシスタント×ARスマートグラス アマゾンも開発か
http://www.moguravr.com/amazon-alexa-ar-goggles/

グリーとJAXA、人工衛星のデータを用いてVR/AR分野の共同開発推進

グリーは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）と相互連携を行うことを発表しました。この連携はVR/AR分野において、人工衛星データの新たな活用を開拓するため、コンテンツの共同開発などを目的としています。

今回の連携により、グリーはJAXAが保有する人工衛星によるデータのVR/AR分野での利用を進めていくほか、VR/AR市場の拡大、そのための開発者育成を目的としたハッカソンの開催なども検討していくとのことです。

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グリーとJAXA、VR/AR分野で連携 人工衛星データを用いて共同開発推進
http://www.moguravr.com/gree-jaxa-vr-ar/

VRデバイスでもARを可能にする装着型カメラ「ZED Mini」の予約が開始

ステレオカメラなどを開発するStereolabsは、PC向けVRヘッドセットのOculus Riftや、HTC Viveなどに装着可能な小型のステレオ深度マッピングカメラ「ZED Mini」の予約を開始しました。

この製品を利用すると、Oculus RiftやHTC ViveをARグラスのように扱うことができるようになります。

同社によれば、2台のカメラの視差から深度データを検出することで、約15メートルまでの深度データが撮影可能とのこと。450ドル（約5万円）で予約を受け付け中です。デバイスの出荷は、11月を予定しているとのことです。

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VRデバイスでARも可能にする装着型カメラ「ZED Mini」
http://www.moguravr.com/zed-mini-vr-ar/

「音を空間に固定」 NECが音響AR技術を開発

日本電気（NEC）は9月25日、顔の向きに関係なく音源を任意の位置で固定し、現実世界に音情報を付与する「音響AR技術」を開発したと発表しました。

この技術では、無線イヤホンなどのデバイスを活用して、3次元的な音の方向感や距離感などを仮想的に再現する「立体音響」と、無線イヤホンに搭載された9軸モーションセンサーを活用して音源を任意の位置に固定する「音響定位」をワイヤレスで実現する技術です。

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「音を空間に固定する」 NECがAR音響技術を開発
http://www.moguravr.com/nec-ar/

2017年第2四半期のAR/VRヘッドセット出荷台数発表

IT専門調査会社のIDC Japanは9月27日、AR/VRヘッドセットの2017年第2四半期（4～6月）の国内・世界出荷台数を発表しました。

IDCが発行する「Worldwide Quarterly Augmented and Virtual Reality Headset Tracker」のデータによると、2017年第2四半期の世界のAR/VRヘッドセット出荷台数は213万台で、内訳はARが前年同期比で23.9%減の3.8万台、VRが同27.0％増の209万台となりました。

全体の出荷実績としては2017年第1四半期から微減となりますが、既存のヘッドセットの値下げや、今後登場すると見込まれる新製品により、クリスマスシーズンでの市場拡大が期待できるとのことです。

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2017年4～6月期のAR/VRヘッドセット出荷台数が発表
http://www.moguravr.com/idc-2017-4-6-ar-vr/

※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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