サイバートラスト、高可用性クラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.3」を発売開始
サイバートラストは2月2日、Linuxディストリビューション「MIRACLE LINUX 8.4」に対応した高可用性クラスタリングソフトウェアの最新版「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.3」を発売開始した。シングルサーバの可用性向上を実現する「MIRACLE LINUX 8 HA」も同時に販売開始となる。
「MIRACLE CLUSTERPRO X」は、システムの障害を監視し、障害発生時には健全なサーバに業務を引き継ぎ、高可用性を実現するNECの HA(High Availability:高可用性)クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」と、サイバートラストの Linuxディストリビューション「MIRACLE LINUX」を組み合わせたパッケージ。「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.3」は、2021年4月に提供開始されたNECの「CLUSTERPRO X 4.3」と「MIRACLE LINUX 8.4」をバンドルし、それぞれのライセンスと国内エンジニアによるサポートを合わせて提供する。
「MIRACLE CLUSTERPRO X」を用いることで、地域を跨ぐHAクラスタ構成やクラウドベンダーを跨ぐクラスタ構成を実現することができる。クラウド基盤や仮想化基盤のHA機能では検出できないソフトウェア障害を検出し、異常を検出した際にOSやアプリケーションを再起動することでサービス継続を実現する。クラウド環境では、障害発生時の可用性を確保するために、実装が必要なデータ共有や業務切替などの設定を、「MIRACLE CLUSTERPRO X」を利用することで簡単・確実に実施することが可能。また、シングルサーバー向けの「MIRACLE LINUX 8 HA」は、クラウド上の Web サーバーなどのエッジサービスの可用性を向上し、サービスレベルの障害監視と自動復帰の機能をより安価に効率的に提供する。
価格例は、「MIRACLE CLUSTERPRO X (MIRACLE LINUX 8) 2CPU/2VM 1 年 SupportPack」が876,000円から、「MIRACLE LINUX 8 HA [1CPU/1VM] 1年 SupportPack」が120,000円から(いずれも税別)となっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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