連載内容について
本連載では4回に渡ってRed Hatが提供するRed Hat Network(以下、RHN)について、基本から以下の流れにそって解説していきます。
- RHNとはいったい何か、という疑問をスッキリと解消し、どのような製品があるのかを紹介
- RHNによってOSやアプリケーション管理の問題がどのように解決できるのかについて説明
- RHNには4つモジュールがあり、ニーズに応じて組み合わせが可能。それぞれ何が可能で、どれを利用すればよいのかを説明
- RHN Satellite/Proxy Serverを組み合わせて、システムの規模や地理的な条件によって最適な配置モデルを選択するにはどうするべきかについて説明
表1:本連載の流れ
RHNのすべてを網羅するのは非常に難しいことですが、導入にあたって必要な情報については可能な限り紹介していきます。読者の皆様が直面している問題のソリューションとして活用いただければ幸いです。
RHNについて
まず皆さんの理解を容易にするために、RHNという表現の定義をしておきましょう。実は、Red Hatがこの表現を使う際には以下のいずれかの意味になります。
- モジュールや配置モデルで構成される製品群
- サポートポータルであるRHNセントラルサーバ(https://rhn.redhat.com/)
- Red Hatのエコシステムのブランド
表2:RHNの3つの意味
本連載で言及するのは主に1の製品群についてですが、2の場合には「RHNセントラルサーバ」という用語を用いますので、注意していください。
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この記事の筆者
レッドハット株式会社 プリセールスエンジニア
ホスト・オフコンのSIer、WebのSIerを経て様々なOSに触れた結果、これからはLinuxだという確信を持ち2005年4月より現職。レッド ハットのOEMパートナーやエンドユーザからの導入検討段階での技術的問題の解決、セミナーなどにおけるRed Hat Enterprise Linuxの技術情報の普及に努める。
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