土日に買って勉強したい「ネットワーク」本 1

現場のプロが「これ、推薦します!」

プロが勧めるネットワーク本とは?3月の特集「ネットワーク教習所」では、ネットワークの基礎知識から現場で使えるノウハウまでを網羅的に紹介する。本連載「土日に買って勉強したい『ネットワーク』本」の第2回の今回は、現場で活躍するプロたちにこれまで読んできた書籍について、実体験を通じて熱く語っていただく。

Think IT編集部

2008年3月8日 20:00

プロが勧めるネットワーク本とは?

3月の特集「ネットワーク教習所」では、ネットワークの基礎知識から現場で使えるノウハウまでを網羅的に紹介する。

本連載「土日に買って勉強したい『ネットワーク』本」の第2回の今回は、現場で活躍するプロたちにこれまで読んできた書籍について、実体験を通じて熱く語っていただく。今回は、物産ネットワークスの高木 真吾氏にご登場いただいた。

高木氏の所属する物産ネットワークスは、海外製品を中心に最先端のテクノロジを活用したネットワーキングソリューションを国内企業、サービスプロバイダー、官公庁、自治体などに提案、提供していくことをミッションとしている。

海外トップクラスのソリューションを選び抜き、国内導入のためのマーケティング、品質管理サービスも行う。そんな同社は「ネットワーク業界のソムリエ」とも称され、そのプロフェッショナルなサポートとサービスに顧客は厚い信頼を寄せる。

主力製品は、米A10 Networks社の次世代サーバロードバランサ「AXシリーズ」や企業システムのID管理を一元化しセキュアな管理を実現する「IDsentrieシ リーズ」、米Lancope社のネットワークの脅威を検知・防御するアプライアンス製品「StealthWatchシリーズ」など。他にも米 Foundry Networks社の高性能ルータ「Netlron XMRシリーズ」やL3スイッチ「Biglronシリーズ」などを提供している。

読み込まれた高木氏所蔵の書籍

書籍は経費で買うな!

現場のプロ高木氏は大量の書籍を抱えて取材現場に登場した。聞けばすべて本人の私物という。「書籍は自分で買わないとだめです。自分のもの なら、気にせず書き込みもできるし、ちょっと汚してしまっても気にならない。本当に身につけたいものなら、自分で買っても決して損はない」と高木氏は言 う。

高木氏はFoundry Networks社のルータやスイッチの製品マーケティングなどを数年間担当、現在はA10 Networks社のネットワークID管理アプライアンス「IDsentrieシリーズ」を担当している。

「現在はお客様が導入するにあたっての、要件定義、機能追加、構築設計なども含めた構築支援を行っています。お客様のご要望や専門的な質問などにきちんと答えるためには、書籍を読んで幅広く知識を身につけていかないと間に合いません」と語る。

高木氏は新しい分野や技術に出会うたびに最低2〜3冊は関連書籍を買う。複数の書籍を読むのは、ひとつの技術について偏った視点や考えをも たないようにするためだ。お客様の事情もそれぞれ異なるので、どんな状況にも対応できるように自分の知識を広げていくのがプロとして基本姿勢だ。

次ページから、具体的な書籍を続々と紹介してもらおう。

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