メニューボタンによる管理
メニューボタンによる管理
今回は実際のマクロコードまでは掲載いたしません。あくまでマクロで何処まで開発ドキュメントを制御できるかを解説します。
なお、マクロを各定義書に組み込んでいたのでは現実的ではないため、1つの開発ドキュメントツールとして確立させておくことをお勧めしま す。各機能を持ったメニューのExcelを作成し、そこにマクロを組み込んでいきます(図1)。メニューのボタン(マクロ)を実行することで、バックグラ ンドでファイルを開いたり、編集したりすることができます。

図1:メニューボタンの例
開発ドキュメントの自動生成について
「XX項目定義書からXX一覧作成(XXは画面、帳票、テーブルに対応)する機能」が実現できます。
この機能は、定義書が1ブック(ファイル)になっている場合、フォルダ内のファイル名を順次取得して画面項目名を一覧に編集します。1つの ブック(ファイル)内に定義書が複数のシートで管理されている場合、ブックのシート名を順次取得して一覧に編集するという機能です。一覧作成機能について は、定義書よりも前に作るのは意味がありませんが、納品時などに限定して作成することはできます。
また「ER図からテーブル定義書を作成(for Visio)」する機能も実現できます。VisioでER図を作成している場合、ER図に記入した項目(テーブル名、項目名)をマクロで取得することが可 能です。ライブラリファイル(Microsoft Visio xx Type Library)を使用して、マクロでデータを取得します。
バックナンバー
この記事の筆者
シニアマネージャー
1981年からシステム開発に携わりCOBOLからJavaまで多彩な設計&開発経験を経て、現在はマネージャーの立場として開発に従事しているかたわ ら、プロジェクト管理や開発効率化を考えエクセルで管理&処理できるものはマクロで解決するマクロ好き。また社内システムであるプロジェクト案件管理や売 上管理等も構築。
http://bizmo.co.jp/
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。