富士通とサイボウズ、グループウェアのSaaS提供で協業
富士通株とサイボウズは6月20日、サイボウズの提供するエンタープライズグループウェア「サイボウズ ガルーン」(以下、「ガルーン」)のSaaS提供において、協業することで合意したと発表した。
これにより、富士通は、国内トップシェアのグループウェア企業であるサイボウズの「ガルーン」を富士通パブリッククラウドサービスに搭載し、SaaS型サービスとして「FUJITSU ビジネスアプリケーション サイボウズ ガルーン SaaS」(以下、「サイボウズ ガルーン SaaS」)として提供する。
「サイボウズ ガルーン SaaS」は、パッケージ版「ガルーン」を、富士通パブリッククラウドサービスに搭載し、インフラ基盤からグループウェアまでインターネットを介して一元的に提供する。これにより、システムの構築期間や運用コストを気にせず、短期間でグループウェアを導入できる。本サービスは顧客ごとの環境を構築できるため、オリジナルの機能設定が可能になる。
「サイボウズ ガルーン SaaS」と既存システムを連携することで、業務に必要な既存の社内システムを「ガルーン」のポータルに集約し利用できる。これにより、社内に点在する各システムが一元化され、業務の迅速化、ユーザーの利便性の向上が図れる。それぞれの既存システムに対する認証連携やデータ連携、各種グループウェア連携などを富士通が技術支援していく。
富士通では、人気グループウェアをSaaSとして提供することで、富士通パブリッククラウドサービス利用の更なる拡大を図る。約300社以上のパッケージ版「ガルーン」導入で培ったシステム構築・運用ノウハウをベースに、「サイボウズ ガルーン SaaS」と、顧客の販売管理システムなどの既存システムとの連携を支援し、システムの最適化を推進する。
サイボウズでは、海外市場に向けたサービス展開において、富士通がグローバル6ヶ国に展開する富士通パブリッククラウドサービス上に「ガルーン」を搭載することで、アジア、東南アジア地域の企業だけでなく、より広範囲に事業を展開するグローバル企業に向けても、信頼性の高い均一なサービスを提供していく計画だ。
http://group.cybozu.jp/
http://group.cybozu.jp/news/13062001.html
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