ユニバーサルWindowsアプリ開発の第一歩、デバイス共有のファイル作成
ユニバーサルアプリとは?
米国マイクロソフトは米国時間4月2日から4月4日に、開発者向けイベント「Build 2014」を開催しました。その基調講演に於いて、Windows 8.1用と、Windows Phone 8.1に共通のアプリを提供する仕組みである「ユニバーサルWindows apps」を発表しました。
開発言語はC#、C++、で、もちろんHTML/JavaScriptも利用可能です。5月に開催された「TechEd North America 2014」に於いて「Visual Studio 2013 Update2」のRTM版がリリースされました。
開発ツールはVisual Studio 2013が対応しています。現在、Visual Basicはサポートされていませんが、次期バージョンの“14”からサポートされる予定とのことです。
しかし、これも確実な情報とは言えないようです。何故なら筆者が試したVisual Studio "14" CTP1では、Visual Basicはまだユニバーサルアプリに対応していなかったからです。
現在公開中のCTP2はまだ確認していませんが、RTMでサポートされることを期待しています。
【参考】Provide VB.NET Templates for developing Universal Apps
利用者の観点から見ると、ユニバーサルアプリは、すべてのデバイスにまたがる単一のアプリケーションの同一性を有するものですから、ユーザーがWindowsストアから、 WindowsストアアプリとWindows Phoneのアプリをダウンロードすると、どのデバイスでも利用出来るため、デバイスごとに買いなおす必要がなくなります。
次に、開発者の視点から見ると、多くのコードをWindowsプロジェクトとWindows Phoneプロジェクト間で共有することができるため、開発の手間を大幅に軽減することができます。Windows Phone8.1を使用すると、各フォームファクタに合わせたUIを生成するために、両方のプラットフォームで同じようなマークアップを使用することができます。