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Rational Team Concertのある生活~チーム・リーダーの1日

2010年11月2日(火)
渡邉 雄一宮城 豊

2. RTCでのプロジェクトのセットアップ

ここでは、<リーダー>が3日前にどのような手順でRTCのセットアップをしたのか、順を追って説明しましょう。

2.1 インストール

RTCのサーバーは、付属のインストール・マネージャを使って、簡単な操作でインストールできます(コラムC3参照)。また、ユーザーはクライアントとしてEclipseやVisual Studioプラグインといった統合開発環境(IDE)を使用できます(クライアント側の利用例については、次回に紹介します)。

【コラムC3】インストールのガイドは・・・

RTCはサーバー/クライアント型のシステムです。サーバーのインストール計画では、

・DBの選択
選択肢として、DB2、SQL Server、Oracleがある
・Webサーバーの選択
選択肢として、Tomcat、WebSphereがある

をした上で、インストーラを使って簡単にインストールできます。詳細は、jazz-jp.netに掲載されている「IBM Rational Team Concert クイック・スタート・ガイド」を参照してください。

<リーダー>
『まずは、RTCにプロジェクトとチームを作らないといけないな・・・。おっと、その前にユーザー登録をしないといけない』

2.2 ユーザー登録

最初にユーザーを登録します。ユーザーの登録は、

  • (1)RTCにユーザーを登録する
  • (2)プロジェクト・エリア、チーム・エリアにユーザーを登録する

の2つの作業が必要になりますが、まず(1)について説明します。ユーザーの登録には以下の6つの情報を準備し、Web-UIから設定します。

  1. ユーザー名(漢字でも構いません)
  2. ユーザーID(半角英数字)
  3. Eメール・アドレス
  4. リポジトリのアクセス権
  5. クライアント・アクセス・ライセンス
  6. 写真(必要なら)

図3: ユーザーを登録する(クリックで拡大)


2.3 プロジェクト・エリアの作成

プロジェクトの情報が格納される「プロジェクト・エリア」を作成します。プロジェクト・エリアの登録には、以下の6つの情報を準備します。

  1. プロジェクト名(漢字でも構いません)
  2. 詳細-要約: (漢字でも構いません)
  3. 詳細-説明: (漢字でも構いません)
  4. プロセス
    あらかじめ用意されている「プロセス・テンプレート」から選択します。ここでは、アジャイル開発に最適な「スクラム」を選択します。
  5. メンバー
    登録済みのユーザーから、プロジェクトに登録するメンバーを設定します。メンバーには、選択したプロセス・テンプレートに用意された「役割」(コラムC6参照)を設定することで、権限を設定します。
  6. 管理者
    「デフォルト」で、この操作をしている私(リーダー)が登録されます。私以外にメンバーの役割を変更したりできる人を登録します。後から管理者を追加・変更することも可能です。

この作成もWeb-UIからの操作になります。

図4: 「プロジェクト・エリア」の作成(クリックで拡大)


プロジェクト・エリアの登録の際に「プロセス・テンプレート」を選択指定しているところです。

図5: 「プロジェクト・エリア」へのメンバーの追加(クリックで拡大)


プロジェクト・エリアの登録後、さらにメンバーの追加がされたところです。

2.4 チーム・エリアの作成

通常、プロジェクトは複数のチームに分かれて作業をします。そのチームごとの情報を格納する「チーム・エリア」を作成します。チーム・エリアの登録には、以下の6つの情報を準備します。

  1. チーム名(漢字でも構いません)
  2. 詳細-要約:(漢字でも構いません)
  3. 詳細-説明:(漢字でも構いません)
  4. 予定表
  5. メンバー
  6. 管理者

この作成もWeb-UIからの操作になります。操作の要領は「プロジェクト・エリア」の作成と同様です。

図6: 「チーム・エリア」の作成(クリックで拡大)


チーム・エリアの登録のため、詳細情報などを入力しているところです。

図7: 「チーム・エリア」へのメンバーの追加(クリックで拡大)


チーム・エリアの登録後、さらにメンバーの追加・役割設定がされたところです(コラムC6参照)。

なお「チーム・エリア」は、「階層構造」が作成可能です。

【コラムC6】「役割」について

「プロジェクト・エリア」「チーム・エリア」にメンバーを登録(割り当て)するときに、必ず「役割」が必要になります。「役割」は、「プロジェクト・エリア」「チーム・エリア」それぞれに登録・設定することができます。「プロジェクト・エリア」に設定された「役割」は「チーム・エリア」からも参照することはできますが、「チーム・エリア」に設定された「役割」を「プロジェクト・エリア」から参照することはできません。「役割」は、「プロジェクト・エリア」「チーム・エリア」の「アクセス権」の画面から、計画のフェーズごとに、実行可能なアクションごとを設定します。

図C-6-1: 「アクセス権」の設定の例(クリックで拡大)
株式会社SRA

産業開発統括本部 製造・組込システム部 コンサルティンググループに所属。
RDBアプリ開発、プリンタドライバ開発、ネットワーク設計・管理(動的経路制御)などを経て、近年は、ツールの導入・活用のコンサルテーションに従事している。最近の担当分野は、「構成管理」、「脆弱性診断」、「プロジェクト管理」など。仕事上の最近の興味は「組織プロセスとツール活用の効率化・最適解」。

株式会社SRA

産業開発統括本部 製造・組込システム部 コンサルティンググループに所属。
1982年SRA関連会社より1986年SRAに。約10年間業務アプリ・エミュレータ等の開発に従事、以降現在まで、ツール導入・活用のコンサルテーション業務に従事する。Rational 製品のPurifyとは17年来の付き合い。最近メタボ体策で、知らない町をぶらぶら散歩し、道に迷う事に喜びを覚えている。

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