リマインダーとアラームを使うサンプル
リマインダーアプリの解説は以上です。次ページからはアラームアプリを解説していきます。
アラームを使う
次に、アラームのサンプルを解説します。指定した時間でのスケジュールやダイアログの起動、定期的なスケジュールを指定できる点はリマインダーと同じですが、アラームでは起動時に再生されるカスタムサウンドファイルを指定することができます。サンプル動作は下記の通りです。
このサンプルでは、リストボックスに表示されたスケジュールを選択し、アラームにセットします。
その後、何か別なアプリを操作していると、1分後にサウンド(wmaファイル)が鳴ってダイアログが起動し、スケジュールを通知してくれます(図4)。
図4:アラームを設定すると、指定した時刻にサウンドが鳴ってスケジュールを通知してくれる(クリックで拡大) |
サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。
実機(IS12T)で動かした動画はこちら
(*)アラームと同時に実際にはサウンドが流れています。この動画ではサウンドは記録されておりません。
プロジェクトの作成
VS 2010のメニューから[ファイル(F)/新規作成(N)/プロジェクト(P)]と選択します。
次に、「Windows Phone アプリケーション」を選択して、「名前(N)」に任意のプロジェクト名を指定します。ここでは「WP71_ Alarm」という名前を付けています。Windows Phoneのバージョンは7.1を選択します。
VS2010メニューの「プロジェクト(P)/参照の追加(R)」と選択してSystem.Xml.Linqを追加しておいてください。また、リスト4のXML文書ファイル(Alarm.xml)も作成しておいてください。
ソリューションエクスプローラ内にWMAというフォルダを作成して、3つのサウンドファイルを置いています。ダウンロードされたサンプルファイルには、これらのファイルは追加済みです。
リスト4 XML文書ファイル(Alarm.xml)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <アラーム> <情報> <タイトル>起床</タイトル> <内容>起床時間だよぉーー</内容> <音>Ring01.wma</音> </情報> <情報> <タイトル>アルバイト</タイトル> <内容>アルバイトの時間だよぉーー</内容> <音>Ring02.wma</音> </情報> <情報> <タイトル>デート</タイトル> <内容>デートの時間だよぉーー</内容> <音>Ring03.wma</音> </情報> </アラーム>
MainPage.xamlの編集とコントロールの追加
LayoutRootという名前を持つ
PageTitleのTextプロパティには「アラームの設定」と指定します。TextBlockのStyleプロパティに指定されているPhoneTextTitle1Styleでは、文字サイズが大きすぎるので、PhoneTextTitle2Styleを指定します。
ツールボックスからListBoxコントロールを1個配置します。ListBoxのForeground(文字色)にはNavyを指定します(図5)。
図5:ListBoxコントロールを配置する(クリックで拡大) |
書き出されるXAMLコードは省略します。
リマインダーアプリのサンプル
アラームアプリのサンプル