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Arduinoを始めよう!(1)シリアル通信編

2013年2月18日(月)
藤原 敬弘

前回はArduinoの基本的な使い方と、そのプログラムの書き方、そして簡単なデバッグの仕方を紹介しました。前回は出力だけでしたが、今回はセンサとシリアル通信を使って、Arduinoに対して何かしらの命令を送ってみます。これが出来ると、Arduinoを活用する幅が広がり、ミニ四駆の遠隔操作に一歩近づきます。

今回は特に購入するパーツはありません。前回のキットを使って、全ての作業を終えることが出来ます。

前回の課題解答は、記事の最後にあります。もし、復習してから今回の記事に臨みたい方は、先にそちらをチェックすると良いかと思います。

それでは早速、始めましょう。

シリアル通信を使った入力

まずは、シリアル通信を使ってArduinoに文字列を送ってみます。

  void setup() {
    Serial.begin(9600);
    pinMode(13, OUTPUT);
  }
 
  void loop() {
    if (Serial.available() > 0) { // シリアル通信でデータが送られてくるまで待つ。
      char c = Serial.read(); // 一文字分データを取り出す。
      if (c == 'n') { // nが送られてきたらLEDを点灯させる。
        digitalWrite(13, HIGH);
      } else if(c == 'f') { // fが送られてきたらLEDを消灯させる。
        digitalWrite(13, LOW);
      }
    }
  }

たったこれだけのコードでArduinoに文字を送ることが出来ます。動作確認するためには、LEDが必要です。13番ピンにLEDを取り付けます。前回と同様に足の短い方をGNDに、長い方を13番ピンに接続してください。

LEDをArduinoに取り付ける(クリックで拡大)

LEDを取り付けたら、早速プログラムを走らせましょう。

ArduinoのLEDを点灯(上段)、消灯(下段)させる(クリックで拡大)

Arduino IDE付属のコンソールから、nを送ってLEDが点灯、fを送ってLEDが消灯すれば期待通りに動いています。特に難しいプログラムではないので、解説は省略します。ポイントは8行目のSerial.read()です。LEDを光らせる部分は、前回の記事と同じです。コメントを参考にプログラムを理解して、色々と変更してみてください。

[tips] Arduinoのプログラミング言語

ArduinoのプログラムはC/C++を使って書きます。Cを書いたことがある人は、前回の記事で説明したsetup()とloop()の挙動さえわかっていれば、問題なくプログラムを書くことが出来ます。また、Arduinoを制御するための便利な関数が数多く用意されています。これを活用することで、Arduinoのプログラムを書くのがより楽になります。もし、データ型や構文がわからなかったり、APIについて調べたい場合は、以下の公式リファレンスを参考にしてください。
> Language Reference

FULLER株式会社

1986年生まれ。北海道苫小牧市出身。苫小牧工業高等専門学校卒業。
Fuller, Inc. CTO
Webプログラマ、よく利用する言語はPython。Pythonコミュニティによく出没する。
趣味でArduinoやRaspberry Piなどを使って、便利なものを自作する。

twitter: @wutali / github: https://github.com/wutali

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