Windowsストアアプリデザインの実例

2013年2月20日(水)
インプレスジャパン コンピューターテクノロジー編集部

デザイナーからの改善案

  • できるだけシンプルにして、作り手の世界観をユーザーに押しつけないようにする
  • 左利きの人にも考慮して、コマンドやツール類は上下に配置する
  • タブレットで使われる場合を考え、アイコンをタッチしやすいサイズにする
  • スプラッシュ画面、タイル、アプリに統一感を持たせる

これらの案をふまえつつ、山本さんとともにアプリの改修を進めていきました。開発途中のデザインを、以下に少しお見せします。

図4:初期に山本さんから提案されたレイアウト案。コマンドを上下に配置してある。カラーパレットやアイコン類もだいぶすっきりと、扱いやすくなり、統一感も出た。
図5:カラーパレットに、山本さんが描いたひょうたん型のアイコンを使用することで、タッチしやすく、見栄えもよくなった。左に並ぶ選択可能な壁紙など、山本さん作のオリジナル素材を全部で30 種類ほど使用している。

Webデザイナー 山本 麻美(やまもと あさみ)さんのコメントとプロフィール

[コメント]
「実際の開発では、いろいろなポイントがありました。たとえばオリジナルのパーツを作れば比較的容易に華やかさを出せますが、だからといってやみくもに加えると、アプリが重くなってしまいます。できる限りCSSで美しく実装できる方法を、田中さんと一緒に考えました。 
 また、目に見えないところではありますが、アプリのデザインをする際には、ユーザーインターフェイスだけではなく、工数とのバランスを考えることも大切だと思います。それにはやはり、デザイナーにも、実装に関する最低限の知識は不可欠であると思っています」

[プロフィール]
 フリーランスの、Web&スマートフォンアプリのデザイナー。都立商業高校、専門学校の講師も務める。
GoMA apps
著者
インプレスジャパン コンピューターテクノロジー編集部

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