pg_monzの導入手順と PostgreSQL監視の実態

2014年2月6日(木)
中西 剛紀

4. テンプレートのマクロの設定

テンプレートを適用する環境に合わせて、以下の手順でテンプレートのマクロの設定を修正します。

タブの「設定 (Configuration)」 - 「テンプレート (Templates)」を選択して表示された テンプレート一覧から「PostgreSQL Check」をクリックし、「マクロ (Macros)」タブを選択します。

図4:マクロ設定画面(クリックで拡大)

各マクロの値を環境にあわせて修正した後、「保存 (Save)」をクリックします。
通常修正する必要があるマクロは以下の通りです。

マクロ名 設定内容
{$PGDATABASE} psqlで接続する際のデータベース名
{$PGHOST} psqlで接続する際のPostgreSQL サーバー名またはIPアドレス
(Zabbix エージェントと同一ホストの場合 127.0.0.1)
{$PGLOGDIR} PostgreSQL のログファイルが格納されているディレクトリ
{$PGPORT} psqlで接続する際のPostgreSQLポート番号(通常5432)
{$PGROLE} psqlで接続する際のPostgreSQL ユーザー名
{$PGSCRIPTDIR} ローレベルディスカバリ用のスクリプトを配置したディレクトリ

5. PostgreSQLホストの作成

Zabbix の Web 管理画面で監視対象のサーバーを登録します。
タブの「設定 (Configuration)」-「ホスト (Hosts)」を選択し、ホスト一覧を表示します。

図5:ホスト一覧画面(クリックで拡大)

右上の「ホストの作成 (Create host)」をクリックし、監視対象のホスト名、グループ等を設定します。

図6:ホスト設定画面(クリックで拡大)

「テンプレート (Templates)」タブを選択して「追加 (Add)」をクリックし、 「PostgreSQL Check」を選択して「選択 (Select)」、「保存 (Save)」をクリックします。

図7:テンプレート選択画面(クリックで拡大)
TIS株式会社

戦略技術センター所属。過去に様々なDBMSと苦楽を共にし、現在はPostgreSQLをはじめするOSSの活用推進をテーマに活動中。アプリケーション基盤「ISHIGAKI Template」の開発とともに、日本PostgreSQLユーザ会、PostgreSQLコンソーシアムといったコミュニティを通じてPostgreSQLの普及活動にも力を注いでいる。

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