KubeCon+CloudNativeCon North America 2019レポート 9

存在感を示すOracle

存在感を示すOracle

大手ベンダーの中で目立っていたのはOracleの存在だろう。コーポレートカラーの赤と黒を配したブースでOracle CloudやGraalVMなどを訴求していた。

Oracleのブース

Oracleのブース

Tシャツを配ってOracle Cloudの無料利用をアピール?

Tシャツを配ってOracle Cloudの無料利用をアピール?

VMwareはTanzuをアピール

VMwareはTanzuなどの訴求の他にVMwareに買収されたHeptioのCTOであり、GoogleでKubernetesを作った7人の1人であるJoe Beda氏が書籍にサインをするというイベントを実施して参加者を集めていた。

VMwareのブース。Tanzuが紹介されていた

VMwareのブース。Tanzuが紹介されていた

書籍にサインを行うJoe Beda氏

書籍にサインを行うJoe Beda氏

覇を競う新興ベンダー各社

新興ベンダーではサービスメッシュのLinkerdの開発をリードするBuoyant、カオスエンジニアリングのGremlin、NGINXを使ったAPI GatewayのKong、コンテナセキュリティのAqua Security、同じくセキュリティのSysdig、APMのNew Relic、Open Policy Agentを開発するStyra、クラウドネイティブなプログラミング言語、Ballerinaを開発するWSO2などが参加者にアピールを行っていた。

Buoyantという会社名よりも「Linkerd」「Dive」というプロジェクト名をアピール

Buoyantという会社名よりも「Linkerd」「Dive」というプロジェクト名をアピール

キーノートで注目されたカオスエンジニアリングのGremlinブース

キーノートで注目されたカオスエンジニアリングのGremlinブース

最近、KumaというEnvoyベースのProxyを発表したKong

最近、KumaというEnvoyベースのProxyを発表したKong

Aquaのブース

Aquaのブース

Sysdigのブース

Sysdigのブース

New Relicのブース

New Relicのブース

Open Policy AgentをアピールするStyraのブース

Open Policy AgentをアピールするStyraのブース

BallerinaのWSO2のブース

BallerinaのWSO2のブース

他にも多くのベンチャーが出展しており、KubeConのエコシステムが拡大していることを感じることができた。

余白のないジョブボードが示すK8sの盛り上がり

また会場の一角では、セラピードッグと接触できるブースも設置されており、参加者がリラックスできるように配慮されていたこともメモしておきたい。テクニカルな情報を浴びるように受けた後は、犬と遊んでリラックスできるというのは良い配慮だ。

セラピードッグと接触できるブース

セラピードッグと接触できるブース

楽しそうな参加者

楽しそうな参加者

エンジニアを募集するジョブボードには多くの企業が書き込んでおり、余白がない状態だった。ここでもクラウドネイティブなシステムに対するビジネスの拡大を感じることができる。

書き込む余地もないほど求人情報で埋まったジョブボード

書き込む余地もないほど求人情報で埋まったジョブボード

日本企業ではDensoが東京とミュンヘンでのポジションを訴求していた。使われている写真が印象的だ。

Densoの求人情報。繁華街の写真が使われている

Densoの求人情報。繁華街の写真が使われている

最後に、今回のカンファレンスのスポンサーをすべて記したバナーを紹介したい。過去最大の規模というのをリアルに感じることのできる大きさとなった。2020年3月にアムステルダムで開催されるKubeCon EUも楽しみだ。

全スポンサーを載せるためにはコレくらいの面積が必要

全スポンサーを載せるためにはコレくらいの面積が必要

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