アップル製品の製造元がARグラス向けレンズ試作中?
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。中でも注目なのは、アップルのARグラスに関連する報道でしょう。アップル製品の製造元であるフォックスコン・テクノロジー・グループがアップル向け「半透過型レンズ」の製作を進めており、これはアップルのARグラスに使用されると推測されています。
その他、ウェアラブルデバイス等の製造を行う中国のGoertekが、VR/ARデバイスの生産数を年間で350万台まで増加させる方針が報じられました。
ARグラス関連? アップル製品の製造元が「半透過型レンズ」試作中
アップル製品の製造元として知られているフォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集団)が、アップル向け半透過型レンズの製作段階を「prototype stage(試作品段階)」から「trial production(設計がほぼ固まった試作品の試験生産)」に進めたことが報じられました。
報道によれば、フォックスコンはこの半透過型レンズを3年かけて開発。用途については不明ですが、アップルのARグラスに使用されると推測されています。
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ARグラス関連か? アップルのサプライヤーが「半透過型レンズ」試作中
https://www.moguravr.com/foxconn-semitransparent-lenses/
中国Goertek、VR/ARデバイスを年350万台規模へ増産
中国メーカーGoertek(ゴアテック)は、転換社債で40億元(約613億円)を調達、その4分の1である約11億元(約169億円)を、VR/AR生産能力の増強に充てるとしています。
具体的には「AR/VR及び関連光学モジュール」に投じ、VR/ARデバイスの生産数を年間で350万台、「精密光学レンズとモジュール製品」の生産数を年間で500万点まで押し上げる予定とのことです。
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中国Goertek、VR/ARデバイスを年350万台規模へ増産
https://www.moguravr.com/goertek/
ソニーがUE4や「Fortnite」のEpic Gamesへ2.5億ドルを出資。その背景と影響は?
ソニー株式会社はゲームエンジン「Unreal Engine」を開発するEpic Gamesに、総額2億5,000万ドル(約268億円)を出資しました。
ソニーの会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏は、「今回の出資を通して、Epicとの協業のさらなる深化を模索し、ゲームの分野に限らず、急速に発展しているデジタルエンタテインメントの領域で、ユーザー、そして業界の皆様に喜んでいただけるような価値を提供していきます」と表明しています。
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ソニーがUE4や「Fortnite」のEpic Gamesへ2.5億ドルを出資。その背景と影響は?
https://www.moguravr.com/sony-investment-in-epic-games/
米軍需企業、軍医向けにVRトレーニング開発 触覚グローブも導入
アメリカで軍医向けVRトレーニングを開発するEngineering & Computer Simulations(ECS)は、連邦政府の中小企業技術革新研究プログラム(SBIR)の助成金として、50万から150万ドル(約5,300万~1億6,000万円)を獲得しました。
ECSは触覚デバイスを手がけるHaptX社とのパートナーシップを計画しており、HaptXの触覚グローブを用いて、VRトレーニングのリアリティをより高めようとしています。本資金を活用し、VR軍医トレーニングのプロトタイプ構築を目指すということです。
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米軍需企業、軍医向けにVRトレーニング開発 触覚グローブも導入
https://www.moguravr.com/ecs-vr-training/
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