マイクロソフト、「Teams」から使えるメタバース「Microsoft Mesh」プレビュー版を10月公開
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきは、マイクロソフトが「Microsoft Mesh」のリリースを発表したニュースでしょう。
マイクロソフト、「Teams」から使えるメタバース「Microsoft Mesh」プレビュー版を10月公開
米マイクロソフトは「Microsoft Mesh」のプレビュー版を10月に公開することを明らかにしました。同社のコラボレーションツール「Microsoft Teams」から利用でき、3D空間でのWeb会議などが可能です。対応ハードはPC、および「Meta Quest」シリーズです。
開発者向けのツールキット「Mesh toolkit」も提供され、Unityを用いて3D空間をカスタマイズできるようになります。同社は2022年3月に「Teams」の月間アクティブユーザー数が2億7,000万人に達したと発表しており、膨大な既存ユーザーが「Mesh」の各機能をどれだけ利用するかに注目です。
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マイクロソフト、「Teams」から使えるメタバース「Microsoft Mesh」プレビュー版を10月公開
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Snapがエンタープライズ向けAR部門を縮小。業績不振や生成AIの台頭受け
Snapはエンタープライズ向けAR部門「ARES」を縮小する方針です。CEOのEvan Spiegel氏が、従業員に送付したメッセージの中で明らかにしました。これに伴い、170名がレイオフの対象となります。
Spiegel氏は、エンタープライズ向けAR部門閉鎖の理由について、「生成AIの台頭によるバーチャル試着の提供が容易化し、優位性が失われたこと」、そして「中核である広告事業に経営資源を集中させるため」とコメントしています。
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Snapがエンタープライズ向けAR部門を縮小。業績不振や生成AIの台頭受け
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Epic Gamesが従業員の約16%をレイオフ、グループも再編へ
Epic Gamesが従業員の約16%をレイオフするとともに、グループ企業の一部を売却または独立させる計画を発表しました。一方で、「Fortnite」関連のコンテンツ開発や、「Unreal Engine」などの開発者向けサービスへの投資は継続される見通しです。
Epic Games創業者兼CEOのTim Sweeney氏はレイオフに踏み切った理由について、エンゲージメント配当を始めとするクリエイター・エコシステムが成長したことで、事業拡大期と比べて利益率が下がったためだと説明しています。
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Epic Gamesがレイオフ、従業員の約16%対象 グループも再編へ
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ホロラボがMR教育アプリ「Assist」の提供を開始。熟練者の動作を眼の前で
株式会社ホロラボは、製造業向けMR教育アプリ「Assist」の提供を始めました。熟練者の技能を自由な角度や視点で確認できる「モーション再生機能」が特徴です。初期費用は33万円(税込)、月額費用は2万2,000円(デバイスライセンス1台あたり)。
Assistは熟練者の動きを3DCADや3Dスキャンで再現し、場所を問わずに教育訓練を行うことができます。対応デバイスはHoloLens 2とiPadで、今後Meta Quest 3やVision Proにも対応予定です。
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ホロラボ、MR教育アプリ「Assist」を提供開始。熟練者の動作を眼の前で
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