連載 [第330回] :
  週刊VRウォッチ

米ソニー、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」発表。27インチで裸眼立体視が可能

2023年4月17日(月)
Mogura VR
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先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきは、米ソニーが発表した空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」に関するニュースでしょう。

米ソニー、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」発表。27インチで裸眼立体視が可能

米ソニーは、法人向けの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」(Spatial Reality Display2)を発表しました。前世代の「ELF-SR1」と比較すると、サイズが27インチに大型化しています。米国・カナダでは2023年5月に発売を予定しており、希望小売価格は3年間の限定保証付きで5,000ドル(約65万円)となっていいます。

発売に合わせて、対応したアプリケーションや関連する事例、情報を簡単に検索できるサイト「Spatial Reality Display App Select」の開設を予定しており、ディスプレイ上で簡単に3Dプロジェクトを表示できる直感的な「Spatial Reality Display Playerアプリ」も提供するとのことです。

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米ソニー、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」発表。27インチで裸眼立体視が可能
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マイクロソフトの「Teams」がアバター機能を提供開始

マイクロソフトは「Avatars for Microsoft Teams」のプレビュー版を提供開始しました。これにより、同社のオンライン会議ツール「Teams」の会議に、3Dアバターで参加できるようになります。アバターのカスタマイズ機能やリアクション機能を備えており、例えば、手を挙げる絵文字を選択すると、アバターも挙手する動作を行います。

マイクロソフトの調査によると「オンライン会議でビデオを使用することは、会議者や出席者の参加意識を高め、より会議に参加させる効果」がある一方で、「ビデオをオンにして会議している参加者はわずか30%に過ぎない」とのこと。マイクロソフトは、Teamsによるオンライン会議に、カメラのオン・オフに加えてアバターを使用するという新たな選択肢を提供する方針です。

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マイクロソフトの「Teams」がアバター機能を提供開始
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SnapがARスタートアップTh3rdの買収を明らかに。新サービスに技術を応用か

Snapは、オランダのARスタートアップ・Th3rdを買収していた旨を明らかにしました。Th3rdは人物や商品を高精度の3Dコンテンツに変換する法人向けソリューションを提供しており、ブランドや小売業者の大量の商品データをデジタルカタログ化する技術を得意としています。

Snapは2022年9月の大規模なレイオフ以降AR分野に注力しており、2023年3月には「3Dビューアー」「AR試着」「Fit Finder」などのSnapchatの機能を、自社のアプリやウェブサイトにて直接提供できるサービス「ARES」を発表しました。Th3rdの買収により、Th3rdのデジタルカタログ化技術をARESに応用すると推察されます。

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SnapがARスタートアップTh3rdの買収を明らかに。新サービスに技術を応用か
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NVIDIA、新型GPU「GeForce RTX 4070」をリリース 想定販売価格は99,800円から

半導体大手のNVIDIAは、新型GPU「GeForce RTX 4070」を発売しました。国内での想定販売価格は99,800円から。「GeForce RTX 40」シリーズは、「GeForce RTX 4090」「GeForce RTX 4080」「GeForce RTX 4070 Ti」の3製品を展開中で、今回そこに「GeForce RTX 4070」が新たに加わった形です。

「GeForce RTX 4070」は、「GeForce RTX 3080」と同等の性能ながら、ほぼ半分の電力で動作します。また「GeForce RTX 3080」が10GBのメモリを搭載しているのに対し、「GeForce RTX 4070」は12GBとより大容量のメモリを搭載しています。高画質化技術DLSS3によりフレーム生成にAIを活用し、要求スペックが高いゲームでも、1440p(2560×1440ピクセル、WQHD)100FPS以上でプレイできると説明しています。

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NVIDIA、新型GPU「GeForce RTX 4070」をリリース 想定販売価格は99,800円から
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