マイクロソフトがオンライン会議で3Dアバターを利用できる「Mesh for Microsoft Teams」を発表
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。なかでも注目なのは、マイクロソフトによる「Mesh for Microsoft Teams」の発表でしょう。
「Mesh for Microsoft Teams」は同社のコラボレーションプラットフォーム「Teams」で、3Dアバターを用いた会議を利用できるようにするものです。プレビュー版は2022年前半に提供開始を予定しています。そのほか、クラスター株式会社がメタバース研究所を設立する発表など、メタバース関連の報道が注目を集めた週となりました。
Teamsでアバターが利用可能に MSが「Mesh for Microsoft Teams」を発表
マイクロソフトは「Mesh for Microsoft Teams」を発表しました。同社のMRフレームワーク「Mesh」を「Teams」で拡張し、オンライン会議に自身の3Dアバターで参加できるようになります。HoloLens 2のほか、スマートフォンやPCからも参加が可能とのこと。
マイクロソフトは、「Teamsの2億5,000万人のユーザーにリモートワークやハイブリッドワークの新しいアプローチを示し、『メタバースの入り口』として機能する未来を目指す」としています。
本ニュースの詳細はこちら:
Teamsでアバターが利用可能に MSが「Mesh for Microsoft Teams」を発表
https://www.moguravr.com/mesh-for-microsoft-teams/
clusterが「メタバース研究所」を設立、東京大学稲見研究室らと協力
バーチャルSNS「cluster」を提供するクラスター株式会社は、東京大学稲見研究室や京都大学神谷研究室と産学連携し「メタバース研究所」の設立を発表しました。
本発表は2021年11月1日に開催された「Clusterカンファレンス ? メタバースを再定義する ?」にて行われたもの。クラスターは、日本社会におけるメタバースのあり方の再定義を目指し、産学連携でメタバース研究に取り組んでいくとのことです。
本ニュースの詳細はこちら:
clusterが「メタバース研究所」を設立、東京大学稲見研究室らと協力
https://www.moguravr.com/cluster-metaverse-research-institute/
2022年から「Oculus」のブランド名がなくなる 表記は「Meta」に統一
メタ(旧フェイスブック)は、社名変更に伴い、VRヘッドセット「Oculus」ブランドが消滅すると告知しました。2022年初頭からVRヘッドセットの製品ブランド「Oculus」の名称を「Meta」に統一する見通しです。
今回の発表は、メタの次期CTOでVR/AR部門Facebook Reality LabsのVPであるアンドリュー・ボズワース氏のFacebookアカウントで行われました。同氏の投稿では変更後の一例として、現在のOculus Questが「Meta Quest」になるとのこと。またOculus 公式アプリが「Meta Quest公式アプリ」に「変化」すると例示しています。本ニュースの詳細はこちら:
2022年から「Oculus」のブランド名が無くなる 表記は「Meta」に統一
https://www.moguravr.com/oculus-to-meta/
MatterportがAndroidでの3Dスキャンに対応
3Dスキャン技術を提供しデジタルツインプラットフォームを展開するMatterportは、Androidアプリ「Matterport Capture」を発表しました。
「Matterport Capture」はAndroidスマートフォン単体で自宅やオフィスなどの空間を3Dスキャンできます。本アプリは無償で空間を保存可能。ユーザーはコストをかけずにデジタルツインの作成を試せます。
本ニュースの詳細はこちら:
MatterportがAndroidでの3Dスキャンに対応
https://www.moguravr.com/matterport-capture/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。
連載バックナンバー
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- マイクロソフト、「Teams」から使えるメタバース「Microsoft Mesh」プレビュー版を10月公開
- 大幅成長のVRヘッドセット市場、Metaのシェアは90%
- MetaがVR/ARヘッドセット「Meta Quest Pro」とMicrosoftとのXR分野における提携を発表
- マイクロソフトが「Microsoft Mesh」を一般利用可能に/韓国LGが2025年にXRデバイスリリースか
- VRブランドの名称が「Oculus」から「Meta」へ正式変更
- ビジネス向けVR/ARヘッドセット「Visor」新情報を発表、PC接続なしで最大4時間まで使用可に
- HTCが法人向けのXRデバイス管理サービス「VIVE Business+」の日本展開を開始
- 国内最大級のXR・メタバースカンファレンスが開催/マイクロソフトがVR向けにWord・Excel・PowerPointをリリース
- マイクロソフト、MRやメタバース分野の継続を改めて表明
- 米ソニー、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」発表。27インチで裸眼立体視が可能