XMLデータを自由に活用しよう

2008年6月11日(水)
高橋 義博

XMLファイルの構造

 第1回では、XMLファイルの解説とFlashでXMLファイルを読み込む方法を説明しました。今回は、Flashで読み込んだXMLファイルの任意のデータを取り出す方法を説明します。

 あらためて、第1回で利用したサンプルXMLファイル(slideshow.xml)の構造を確認したいと思います。第1回の記事をお読みでない方は、サンプルXMLファイルはこちらからダウンロード(http://www.thinkit.co.jp/images/article/83/1/8311.zip)できます(8311.zip/0.392 KB)。

 サンプルXMLファイルの記述内容は階層構造になっていて、その階層構造を図で表したものが図1になります。これら階層構造によるタグ(要素)のことを「ノード」と呼び、階層構造に応じて「親ノード」「子ノード」「孫ノード」と呼びます。例えば、「photoNode」ノードは「slideShow」ノードの「子ノード」となり、「photoNode」ノードは「Flower01」ノードの「親ノード」となります。

FlashによるXMLファイル読み込みのポイント

 図1のように、XMLファイルは階層構造になっています。この階層構造であるXMLファイルをFlashで読み込んだ場合にはXMLファイルの、どの階層から情報を取り出すかということをきちんと指定する必要があります。

 また、その階層の要素の場所を指定した後、そのノードの内容を取り出すのか、属性の値を取り出すかを指定する必要があります。では、サンプルXMLファイルを利用して、XMLファイルの階層を指定する方法、内容を取り出す方法を説明していきます。

制御機器メーカーでソフト開発やWebマスターの業務を経て、2007年からフリーランスとして、Webサイト制作、Flashコンテンツ制作を行っている。また、WebスクールでWebデザイン、Flash制作の講師などを担当し、経験を生かして幅広い指導を行っている。

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