Flashで簡易RSSリーダーを作ろう!
RSSとは何か?
ブログやニュースサイトなどで、RSSという文字や画像を目にする機会が多いと思います。RSSは、Internet Explorer 7のようにRSSに対応したブラウザやRSSリーダーというソフトを利用することで、RSSに対応したサイトから最新ニュースやブログ最新記事などの更新情報を自動的に集めることができます。
このRSSのデータ形式は、XMLというデータ形式で作成されています。RSSの構造は、このXMLの構造と同じになりますので、HTMLによく似たタグで構成されていて、テキストファイルとして作成されます(XMLファイルについては、「FlashでXMLを活用しよう!(http://thinkit.jp/article/408/1/)」を参照)。
そのため、RSSはさまざまなアプリケーションから利用でき、Flashからも利用することができます。ただ、一言でRSSといっても、さまざまな経緯から幾つかの種類に分かれています。その中で、現在一般的に利用されているRSS1.0、RSS2.0、Atomを簡単に紹介します。
RSS1.0は、拡張子がrdfであることが多く、古くから利用されています。RDFという規格をもとに作成されています。
RSS2.0は、拡張子がxmlであることが多いです。RSS1.0の続きバージョンのような名称ですが、こちらはXMLをもとに作成されていて、RSS1.0とは構造が異なります。
Atomは、RSSに複数のバージョンがあり混乱したため、またRSS1.0の規格RDFの構造が複雑なため、新しいRSSとして作成されました。
上記のようにRSSには3種類あり、構造も異なっています。そのため、今回はFlashでRSSを読み込む基本的な仕組みを説明するため、構造がシンプルなRSS2.0を使った簡易RSSリーダーの解説を行っていきます。
RSS2.0の構造について
Think ITのRSS2.0(http://thinkit.jp/rss/rss20.xml)の構造を図1にまとめました。
RSS2.0は、ファイルの全体を
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・:Webサイトのアドレス
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ファイル中段に
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・:記事のアドレス
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これらの内容をFlashで解析し、適切に表示することでRSSリーダーとしての機能を実現することとなります。それでは、Flash ActionScript 3.0を使った簡易RSSリーダー作成していきます。ActionScript 2.0で作成してみたい方は、「FlashでXMLを活用しよう!(http://thinkit.jp/article/408/1/)」を参照ください。
「Flashで簡易RSSリーダーを作ろう!」サンプルプログラム