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それはVista Ultimateに隠れていた

2008年6月6日(金)
のに子

ここはどこ、ワタシは誰

 このうち、「Korn Shell」を選んでみました。黒地に白文字のウィンドウが立ち上がります。

 プロンプトが「$」になっていて、確かにUNIXのシェルくさいです。しかしここは一体どこで、何さまのつもりでログインしているのでしょうか。本当にUNIX互換ならこれを何とする、と「pwd」と打ってみました。

 「/dev/fs/C/Users/noniko」と返ってきます。理解したらしいです。でもそれってどこ?どこかを知るには、そこに何があるかを調べることです。「ls」と打ってみました。

 「おわッ」

 と思わず言うくらいワラワラと表示された結果は、なーんだ自分のホームフォルダ内のファイルでした。ええもう隠しファイルも「スタートメニュー」みたいな日本語フォルダも全部です。

 そこで「whoami」と打つと、Windowsにログインしている自分のユーザ名が。

 そして「mkdir work」では、ホームフォルダ「c:\Users\noniko」の下に「work」というフォルダが作成されたのが、Windowsのフォルダウィンドウからも確認できました。

 ホホウ、このシェル、本気でシステムを操作する気らしいです。

インストールされたSUAとは

 以上、本記事では「サーバOS」というテーマなのにもっともサーバらしくなさそうなOSの1つWindows Vistaに、なぜかついている「SUA」ほかUNIX対応のいくつかのサービスを取り上げ、機能を検証することにします。

 今回、「SUA」を、スットコドッコイな過程はありましたがナントカ無事に導入したしめくくりとして、それがどこにインストールされたのかを確認しましょう。

 それはズバリ、「c:\Windows\SUA」です。これを開けるとまさに「bin」「etc」「usr」などのフォルダがあります。「bin」フォルダにはUNIX系のシェルコマンドがたくさん入っています。

 これらのシェルコマンドをSUAのシェルで使う場合、すでにコマンドパスはシステムに登録されています。

 シェル上で「echo $PATH」と打つとそれらが確認できます。「/bin」「/opt/gcc」などが登録されており、さらに「/dev/fs/C/Windows/System32」などのWindowsのシステムフォルダにコマンドでアクセスできるようになっているのもわかります。このように、「/dev/fs/C/」は実は「Cドライブ」のSUA上での呼び方なのです。

 次回はこのシェルを使って、UNIX的なシステムやファイルの管理がホントに、いえどのようにできるのか、検証します(えらそうだ)。

本名・清水美樹。「パソコンはたしなむ程度」から、36歳主婦業に転じ、以来8年間コンピュータを独学。マンガは小学校から。三者の進捗状況は夫によると「同レベルだな」。以前の専攻は選鉱学(いやマジで)・素材工学で、実験一筋。執筆業は読者投稿から。得意分野はこれでもかというほど簡単な入門書。

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