ロボットはソフト開発プラットホームだ
デジタルカメラをロボット化しよう
さてここまで、ロボットがソフトウエア開発プラットホームであること、ロボットは感情移入のできるIT機器であることをご説明してきました。
こういった特徴を生かしたアプリケーションをいくつか考えていますが、その中で1つ、ぜひ実現したいと考えているものをご紹介します。
それは、「家庭にあるIT機器のロボット化」です。これが実現すれば、それらIT機器がよりフレンドリーで感情移入ができ、楽しく遊べるようになると考えているのです。
動かないIT機器たちを、ロボット化によって動いたりしゃべったり、歌ったりできるようにしたらどうなるでしょう?
その第1弾として考えているのが、デジタルカメラをロボット化することです。私たちはこれを「デジタルカメラマン」と呼んでいます。
シャッターチャンスを作るデジタルカメラマン
デジタルカメラは誰でもご存じですが、これは“デジタルカメラマン”です。
普通のデジタルカメラはユーザーがシャッターを押さなければなりません。したがって、普通はユーザーはその写真に写ることはできません(もちろんセルフタイマーを使ったり、ほかの人に撮ってもらったりすれば写りますが)。
しかし、デジタルカメラをロボット化したらどうなるでしょう?ロボット化したデジタルカメラは、こんなことができます。
・しゃべれる
・歌える
・踊れる
・人を笑わすことができる
・司会ができる
いかがでしょう。こんなデジタルカメラが身近にいたら楽しいと思いませんか?
こんなカメラをパーティーに持っていけば、みんなを楽しませて、みんなが良い顔をしたときに“カシャッ”と写真を撮ってくれます。
みんなに話しかけて、盛り上げて、笑わせて写真を撮ってくれる“デジタルカメラマン”と言う呼称がぴったりだと思いませんか?