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| 数よりも質を考える | ||||||||||||
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ここでの考え方で重要なことがあります。会員数というものがそのままファンクラブの人数になるため、当然多いほうがいいと考えてしまいますが、それは危険な考え方です。 もちろん多いに越したことはないのですが、単に量を集めるだけでは、マス・マーケティングと変わりません(変わらないだけでなく、量を集めるということだけで考えると、おそらくマス・マーケティングにはかなわないでしょう)。図4のマスとの比較でも掲載したように、"ファンクラブの質"を最優先に考えなければならないのです。 ここで、企業のファンクラブにおける"良質"という言葉を簡単に定義します。
表8:企業のファンクラブにおける"良質"の定義 このように定義すると、質の良い顧客は図4のようなシナジー効果を生み出します。 ![]() 図4:良質のシナジー効果 そして、図4のシナジー効果は表9のような効果をもたらします。
表9:良質のシナジー効果から得られる効果 こう考えると、ソーシャル・コミュニティ・マーケティングを成功させるエッセンスは「良質のファンクラブを形成する」ということに帰着するといってもあながち的外れとはいえません。
表7:企業が顧客を集める方法(再掲) つまり、ここでは「早くユーザをたくさん集めたい」という気持ちはぐっとこらえて、表7の手段の中では3・4・5あたりを採用すべきです。長い目で見ることができれば、初期段階での会員数というのはあまり関係ないのです。今でこそ250万人を超える会員数を誇るmixiも最初は立ち上げたメンバーの友人のみからはじまったといわれています。 また、企業側が顧客を集める方法というのは初回だけにし、今後は顧客が顧客を呼ぶようにしていくことも重要になってきます。これが、よくいわれている「唱和する顧客の育成」です。SNSは、顧客が顧客を呼ぶようにするための機能が優れているので、それをうまく活用していきます。 次回は、このSNSを利用してファンクラブを育成し、そこからどのようにしてマーケティングを行っていくのかを、今回のモデルケースを再び取り上げながら、ステップごとに解説していきたいと思います。 |
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| 今回のまとめ | ||||||||||||
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今回の内容を簡単にまとめましたので、復習代わりにご確認ください。
表10:今回のまとめ |
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