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| 仕様変更時、対応コストがかかることがある | ||||||||||||||||
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Seleniumは画面のHTMLをベースに動作するため、画面上に影響が出ない範囲であれば、仕様変更によってテスト対象アプリケーションの内部処理上に変更が行われても問題ありません。一方、仕様変更によって画面上に影響が出る場合、つまり試験項目に変更がかかる場合はSeleniumのテストコードを修正しなくてはなりません。 また画面上のレイアウトに変更があった場合も、HTML要素の指定方法によってはテストコードの修正が必要になります。従って、たびたび仕様変更が行われるアプリケーションにはあまり向いていないといえます。 上記を踏まえると、Seleniumの使いどころとして以下の条件を満たすプロジェクトが考えられます。下記のすべてを満たす必要はありませんが、合致する数が多いほど有効性が高いでしょう。
表1:Seleniumの使いどころ |
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| まとめ | ||||||||||||||||
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現在、システムに求められる品質が一層重視される時代であり、テスティングフレームワークの重要性もより高まっています。これまでなかなか実現できなかったWebブラウザを使ったテストの自動化を可能にするSeleniumは、このカテゴリにおけるデファクトスタンダードになる可能性も秘めているのではないかと思います。 Seleniumは本連載で紹介した基本的な使い方のほかにも、コマンドの拡張やバッチ処理、データベース初期化の対応など様々な応用的な使い方があります。コミュニティの活動も活発で様々なバグフィックスと機能追加が行われているため、今後も要注目のプロダクトだといえるでしょう。 Seleniumを使って、今までなかなか難しくて実現できなかったWebブラウザを使ったテスト(結合試験など)の再帰試験にトライしてみたいなどと思っていただければ幸いです。 |
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