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| SOHOや中小企業にもセキュアなサーバは必要だ | ||||||||||
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前回の記事でも触れましたが、今や小さな企業にも情報セキュリティの確立が求められています。クリエエイティブな現場でMac OS X Serverの導入が進んでいる理由も「Macだから、Appleだから」以前の問題として、情報セキュリティに対する強いニーズがあったからです。 筆者が過去に見てきた事例においては、もっともベーシックなスタートラインとして「日々の作業データをクライアントマシンに保存し、個々の社員に管理させている場合ではない」という考えからサーバ導入を模索し、Mac OS X Serverに行き着くというケースが多いように見受けられます。 これからサーバを必要とする中小の企業が、専任のIT担当者を新規に雇うということはまず有り得ません。しかしサーバは必要です。そういった状況にある企業が、安いからといって自分たちでLinuxやFreeBSDを触るでしょうか。また、システムインテグレータが彼らに対して「kebros認証が」とか「OpenLDAPとは」と説いたところで、サーバの導入を決断してもらえるかというと、少々疑問です。 そういった企業に対して「自分たちでも運用できるセキュアなバケツ(ファイルサーバ)はいかがですか」とアプローチできるのが、Mac OS X Serverだと筆者は思います。 |
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| Mac miniでもMac OS X Serverは動く | ||||||||||
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さて、これからMac OS X Serverを導入してみたい、とくに「とりあえず試してみたい」という方への最小構成をガイドします。 前回も紹介したように、現行のMac OS X ServerはPowerPCのMacでもIntel CPUのMacでも動作します。もし手元にPowerPC G4以降のCPUを搭載したMacがあれば、そこにMac OS X Serverをインストールすることが可能です。クリエイティブの現場では、業務マシンとしては第一線を退いたPower Mac G4が使われていることが多いようです。 また、これから新たにサーバ用コンピュータも用意したいという場合は、現行の「Mac mini」がおすすめです。Mac miniはユーザ自らが後からメモリやHDDを追加・交換することを考慮していませんが、「買ってきたまま」の状態でもMac OS X Serverを動かすのに十分なスペックを持っています。 ![]() 図3:Mac mini また、ハードウェアとサーバOSが一体になっているという点では「Xserve」が便利ですが、これはラックマウントでの使用を前提としています。スペースさえあれば机の上に置くことも可能ですが、動作音がかなり大きいことは覚悟しておきましょう。 ![]() 図4:XServe しかし「急いでMac OS X Serverが必要だ」というわけではなければ、10月にリリースされる予定である「Mac OS X Server v10.5 Leopard」を待つのがベストでしょう。 この新しい「Leopard Server」については、発表されたばかりの情報も含め、次回詳しく紹介します。 |
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