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| ダウンタイムの原因は何か | ||||||||||||
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SQL Server の信頼性と可用性の向上において重要なのは、ダウンタイムの原因となる要因の識別と分析です。一般的にダウンタイムの典型的な原因には以下のようなものがあります。
表6:ダウンタイムの典型的な原因 ダウンタイムのもっとも大きな原因はソフトウェア障害であり、30〜40%のダウンタイムはオペレーティングシステム(以下、OS)やDB、アプリケーションなどのソフトウェア障害が原因であるといわれています。 Windows 2000、Windows Server 2003、UNIX、Mac OS X Serverなどの各OSの信頼性のレベルはそれぞれ異なりますが、OSの信頼性はダウンタイムに大きな影響を与えます。Windows Server 2003ではダウンタイムが大幅に削減されており、さらに新機能の提供により、SQL Serverの可用性と信頼性も向上しています。
表7:SQL Server 2005で追加された可用性と信頼性を向上させる機能 この表にあるようにSQL Server 2005では多くの機能が拡張または追加されています。これにより、Oracleと比較しても見劣りしないものであるということが理解いただけたと思います。 しかしこの連載ではDB単体の機能の優劣をつけるものではなく、様々な場面に応じてどうような機能を活用すれば高い付加価値が得られるかについて説明していきます。SQL ServerとOracleの機能についての比較は、マイクロソフト社から提供されている集中連載をご覧ください。 |
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| まとめ | ||||||||||||
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ますます複雑になるIT環境において、DBは非常に重要なものになってきています。しかしその結果、以下のような問題も発生しています。
表8:DBの問題点 このような問題が発生している中、組織にとって最適なDBを選定することは結果的には非常に重要な作業になります。今回はこの問題に対するインプットとして、まずコスト面に注目してSQL Server 2005を選択する意味についてOracleと対比することで整理をしました。そしてSQL Server 2005は、ハードウェアやソフトウェアのコストについて確実なメリットがあり、TCOの削減に効果があることがわかりました。 その一方でDBの多機能化によりポータルやEAI、さらにはERPとの統合やアプリケーションとの開発環境の連携など、他のツールやシステムとの境界線がますますあいまいになりつつあります。DBの機能のみを比較して、どちらがよいか選ぶという作業は無意味である可能性さえありえるでしょう。 それぞれのDBの機能や特徴やパフォーマンスを理解した上で、自分たちの組織がどのようなソリューションを必要としているのか、どの程度のコストをかけようとしているのかを正しく評価し、より適切なソリューションを選択することが重要なのです。 次回はそのような観点の最初のトピックとして、実行環境におけるDBとしてのSQL Server 2005の機能紹介と他システムと連携について、Oracleと比較しながら詳細に見ていきたいと思います。 |
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