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| Linuxの課題 - 深刻なLinux対応の技術者不足 | ||||||||
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Windowsを理解している技術者(SEなど)は多いが、Linuxは(極めて)少ないことが現状だ。これがLinux普及にとっては大きなマイナス状況を作り出している。 なぜなら、サーバOSは、販売する側、ユーザ側もLinuxに対応する技術力が欠けた状態では、Linuxの機能面や価格面での優れている部分が多いということだけでは普及は進みにくい。 例えばLinuxを浸透させるためには、まず販売する側はユーザに対して積極的に提案し、セミナー、教育、サポートを行う必要がある。ユーザはLinuxについて理解を深めるべく学び、スキルを高めなくてはならない。双方のリテラシが高まったところで初めてLinuxの導入する地盤が出来上がるということになるわけだが、この展開には多少無理がある。 なぜなら現実的にLinuxが分かる技術者を増やすことは極めて難しい状況だからだ。しかもLinux対応のアプリケーションが極端に少ない。ソフトベンダからの対応パッケージは増えない。売れないアプリケーションは開発したがらないからだ。 ![]() 図1:WindowsとLinuxのポジショニング また基幹系業務などのミッションクリティカルなシステムであれば、販売する側も、ユーザも「万一の場合」の対応を最重要視せざるをえない。いわゆるサポートへの不安だ。 現状では、Linuxを選択することは大きなリスクを背負うことになる。その点において「Windows」にしておけば「万一の場合」に対応できるだけの「下地」がある、と双方が感じている。 そのためか事実、調査結果からもLinuxの利用分野は基幹系業務が非常に少なく、情報系の単機能サーバ用途(Web系)にほぼ限定されている。つまり基幹業務系などの企業のメインサーバ以外での導入が目立っている。 |
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書籍紹介 「2006年 中堅・中小企業におけるサーバOS実態調査(White paper)」 本記事はノークリサーチより発刊されている「2006年 中堅・中小企業におけるサーバOS実態調査(White paper)」からの転載です。上記調査資料には、さらに詳しいデータや分析結果が記載されています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。 ご購入はコチラ http://www.norkresearch.co.jp/2006ITdm.pdf |
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