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| Ajax開発の問題点 | ||||||||||||
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最近のWebアプリケーションでは、表現力、操作性、配布の容易性といった観点からリッチクライアント(注1)が注目を集めています。その中でも、オープンな技術に基づいているAjax(注2)は高い人気を誇っており、様々なところで話題をよんでいます。 しかし、Ajaxを用いたWebアプリケーションの開発手法はいまだに発展途上であり、商用の開発レベルには到達していないという見方があります。その要因として表1に示すようなことが考えられます。
表1:Ajaxを用いたリッチクライアントの開発の難しさ |
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| Ajaxの開発を変える「マスカット」 | ||||||||||||
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表1にあげた問題から、商用レベルのWebアプリケーションにAjaxベースのリッチクライアントを適用するには抜本的な解決策が必要でした。 そこで注目を集めているのが、Ajaxベースのリッチクライアント開発フレームワーク「マスカット」です。マスカットはNTTデータが主体となって開発を進め、2006年9月にはオープンソース化し、現在ではSourceForgeにて開発が進められています。
マスカットプロジェクト情報
ダウンロード可能なパッケージ一式や、ユーザと開発者が情報交換できるフォーラムなどがあります。http://sourceforge.jp/projects/maskat/ マスカット・プロジェクトホームページ デモや各種ドキュメントなどがあります。http://maskat.sourceforge.jp/ ここでは、Ajax開発の欠点を改善し、商用の開発レベルに耐えうる開発環境を提供するマスカットの特徴について説明します。 |
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| JavaScript不要の開発 | ||||||||||||
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マスカットでは、開発者は画面を定義する「レイアウト定義XML」と動作を定義する「イベント定義XML」の2種類のXMLファイルを作成するだけでリッチクライアントを構築することができます。そこではJavaScriptを基本的には記述することはありません。 画面の描画、ユーザイベントの処理、送信メッセージおよび受信メッセージのデータバインディングなどの裏方の処理は、開発者が作成したレイアウト定義XMLとイベント定義XMLに基づきマスカットのフレームワークがすべて処理します。 簡単な例として、足し算をするアプリケーションを以下に示します。ソースコードを見ればおわかりのように、JavaScriptを一切記述していません。 ![]() 図1:足し算サンプルのアプリケーション画面 レイアウト定義XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-16LE"?>
イベント定義XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-16LE"?>
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