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| ナレッジマネジメントを具現化するツール | ||||||||||||
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ナレッジマネジメントとはもともとは暗黙知を形式化することに重きが置かれていたと述べましたが、新たな商品・サービスの開拓に向けて研究・開発の現場の効率化や他部門との情報交換を進める必要があります。そして、新たなアイデアを創出する環境を作っていく場を提供することも、ナレッジマネジメントの重要な要素です。 また昨今では情報過多の傾向もあり、膨大な情報から有益な情報を発見し活用することが重要視される傾向がみられ、エンタープライズ・サーチがナレッジマネジメント・ツールとして注目される理由といえるでしょう。 市場にはナレッジマネジメント・ツールが多数存在しますが、ナレッジマネジメントが特定の機能を示す言葉ではなく広い概念を指す言葉であるため、各ツールが提供する機能はばらばらです。
表1:ナレッジマネジメントを具現化するツールの例
※注2:SFA(sales force automation)ツール
営業支援のために使う情報システム、またはそのシステムを使って営業活動を効率化するツール ※注3:PDM(Product Data Management) 概念設計から製造全般にわたる各種のエンジニアリングデータを一元的に管理するというコンセプト、あるいはそれを実現するシステム ITRではナレッジマネジメントには3つのアプローチがあると考えています。
表2:ITRが考えるナレッジマネジメントへの3つのアプローチ このように分類すると、前述した各ツールは3つのタイプのうち1つか2つを支援する機能を提供しています。言い方を変えれば、単独のツールで企業のナレッジマネジメントのニーズを100%満たすことは困難でしょう。 本連載で取り上げているエンタープライズ・サーチはナレッジマネジメントに有効なツールであることは間違いありませんが、その導入だけでは企業に100%の満足を与えるものではありません。 重要なことはそれぞれの企業が自社にとってのナレッジとはどのようなもので、それらをどうやって共有/循環させるべきかを知ることです。自社のナレッジマネジメントへのアプローチを明確にし、その中でエンタープライズ・サーチをうまく活用していけば、生産性の向上/従業員のスキルアップ、さらには新たなナレッジの創出といった大きな付加価値を得ることができるでしょう。 |
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