またパフォーマンスマネジメントに対するニーズも非常に高いと聞いています。日本市場はアメリカ、ヨーロッパと並んで、グローバルなスケールでポテンシャルの高い市場ですので、BIに関しても非常に大きな成長、つまり我々にとってのビジネスチャンスが期待できると思っています。
— 日本の企業は大多数が中堅・中小企業です。それらの市場に向けた戦略は何かありますかSultan氏:
中堅・中小企業は重要なターゲットであり、まさに今、我々はSMB(Small and Medium Business)市場にフォーカスしています。現行の製品ではCrystal ReportsがまさにSMBに焦点を当てた製品になります。また2007年の早い時期には、SMBをターゲットとした新たなパッケージを提供する予定です。
— 最後に、Business Objectsと他のBIベンダーの決定的な違いは何でしょうかSultan氏:
まず1つは、常にイノベーションを続けていることです。そしてもう1つは、コアBI、EIM、EPMによって、データ統合からレポート・分析、経営ダッシュボードに至るまで、1つのベンダーでEnd to Endのソリューションを提供できることです。
Business Objects Americas Vice President Worldwide Marketing Juliette Sultan Ecole Superieure de Commerce de Paris (E.S.C.P.)を卒業。 Arthur Andersen & CoやBain & Companyにて企業戦略開発やマネジメントに従事したのち、Oracleにてアプリケーション事業統括シニアディレクター、Industry Solutions担当副社長、製品戦略担当副社長などを経て、Computer Associsteプロダクトマーケティング副社長。市場戦略や製品戦略などの立案などに従事。 2005年1月にBusiness Objects社に入社し、ワールドワイド・マーケティング担当副社長。法人向け製品に関するマーケティング活動の総責任者として、企業戦略とビジョンに関する開発やコミュニケーションに面において重要な役割を果たしている。Harvard Business SchoolにてMBAを取得。