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ZABBIXサーバのインストール
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ZABBIXサーバを動作させるためには、以下の環境が必要です。
- Linux
- Apache(1.3.12以上)
- PHP(4.0以上)
- PHP GDモジュール
- PHP MySQLまたはPostgreSQLモジュール
- MySQL(3.22以上)、PostgreSQL(7.0.2以上)、Oracleのいずれかのデータベース
表2:ZABBIXサーバに必要なソフトウェア
今回はOSとしてCentOS 4.4を使用し、デフォルトで提供されているhttpd-2.0.52-28とMysql-4.1.20-1、NET-SNMP-5.1.2-11の組合せで、1台のサーバにZABBIXの全ての構成をインストールする手順を説明します。なお、説明に使用している環境は、CentOSのインストーラから「全てのパッケージをインストール」を選択して事前に組み込んでおきます。
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ZABBIXのソースファイルを入手
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sourceforge.netのZABBIXのページから、ソースファイルをダウンロードします。
今回は原稿執筆時点(2006/11/26)での最新版である「zabbix-1.1.4」を利用します。ダウンロードが完了したら適当なディレクトリに展開します。
$ cd /tmp
$ tar zxvf zabbix-1.1.4.tar.gz
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ZABBIXサーバのコンパイルとインストール
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展開したZABBIXのソースディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。今回はMySQLを利用し、かつSNMPによる監視も行う前提でコンパイルを行っています。
$ cd zabbix-1.1.4
$ ./configure --enable-server --with-mysql --with-net-snmp
<中略>
$ make
$ su
password:
# make install
これで/usr/local/binの下にzabbix_serverのバイナリが、/usr/local/libの下にZABBIXの共有ライブラリがそれぞれインストールされます。
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ZABBIXサーバ用ユーザの作成
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ZABBIXサーバのプロセスを動作させる専用のユーザを作成します。通常は「zabbix」と指定します。サーバ用のアカウントのため専用のグループzabbixを作成し、ログイン不可にしておくとよいでしょう。
# groupadd zabbix
# useradd -g <zabbixグループのgid> -s /sbin/nologin zabbix
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データベースの作成と初期データのインポート
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設定や監視値を保存するためのデータベースを作成します。下記の例ではMySQLのrootユーザでログインしてデータベースを作成し、データベース接続ユーザ「zabbix」に全権限を与えています。この点はお使いのシステムにあわせて、適切な操作・設定を行ってください。
$ mysql -uroot -p<パスワード>
mysql> create database zabbix;
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by '<パスワード>';
mysql> flush privileges;
mysql> quit
続いて、スキーマと初期データをインポートします。
$ cd create/mysql
$ cat schema.sql | mysql -uroot -p<パスワード> zabbix
$ cd ../data
$ cat data.sql | mysql -uroot -p<パスワード> zabbix
$ cat images.sql | mysql -uroot -p<パスワード> zabbix
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著者プロフィール
ZABBIX-JP 寺島 広大
システムインテグレーション、ネットワーク運用管理を経験後、現在は某Linuxディストリビュータに勤務。顧客の監視システム構築の際にZABBIXを知り、仕事の傍らZABBIX-JP Webサイトの作成、管理を行っている。
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