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エンタープライズWeb 2.0とNexaweb
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第6回:エンタープライズWeb 2.0の開発環境を体感する

著者:日本ネクサウェブ  福島 竜   2007/3/28
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Nexaweb Studioを設定する

   Nexaweb Studioを起動し、日本語の設定を行います。Nexawebアプリケーションで正しく日本語を扱うためには文字コードを「UTF-8」に設定する必要があります。以下の手順で設定してください。
エディタの設定

   Eclipseのメニューの「Window」→「Preferences」で開くウインドウから[General]->[Editors]を選択すると以下の画面が表示されます。この画面で、赤枠で囲まれている項目(Eclipse上で扱われるファイルの文字コード)を「UTF-8」に設定します。

UTF-8を指定する
図3:UTF-8を指定する


テンプレートファイルの修正

   Nexaweb Studioを使用して作成されるファイル群にJSPファイルがあります。JSPファイルで日本語を使用するために、JSPファイル内で以下のように文字コードを明示的に指定する必要があります。

contentType="text/html;charset=UTF8"

   新規作成されるJSPファイルにこの文字コード指定を設定するために、テンプレートファイル(empty.jsp)を修正する必要があります。

\eclipse\plugins\com.nexaweb.common\templates\ui\empty.jsp

   ここにあるempty.jspファイルの一部を以下のように修正してください。

<%@ page import="com.nexaweb.xml.*" contentType="text/html;charset=UTF8"%>


最後に

   インストーラの指示に従って操作することでNexaweb開発環境を構築することができました。インストールに、複雑な手順が必要ないことがおわかりいただけたかと思います。

   インストールが終わったら、Nexaweb StudioらかSVNリポジトリに接続して、最新のサンプルプログラムを取得(チェックアウト)することがでます。取得したサンプルをみることで、アプリケーションの作成のヒントを得ることもできます。またビルトして動かすことでより具体的にサンプルを理解することもできます。


   これまで、6回にわたり Nexaweb のアーキテクチャ、プラットフォーム、Nexaweb Studioについて説明してきましたが、今回でこの連載は終わります。お読みいただいた方々に感謝いたします。ありがとうございました。

   なお、Nexaweb Studioを使ったアプリケーション開発について、新しい連載を企画中です。こちらはサンプルを作成するといった内容で、開発の流れについて具体的に解説していきますので、ご期待ください。

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日本ネクサウェブ株式会社 福島 竜
著者プロフィール
日本ネクサウェブ株式会社
チーフコンサルタント  福島 竜

Interlisp-D(LISPの方言)によってオブジェクト指向を知る。C++、Javaなどにより、金融情報系システムを構築。Forteによる基幹系システム構築などを経て、オブジェクト指向分析・設計の教育、Webアプリケーション開発プロジェクトなどを経験。2004年からNexaweb に関わる。


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