|
||||||||||||
| 前のページ 1 2 3 次のページ | ||||||||||||
| 用語統一などのチェックに検索を活用する | ||||||||||||
|
「クリエイティブの質」とは、ビジュアルのことだけを指すわけではありません。間違った情報を掲載していたり、表示してはいけない場所に情報を掲載してしまったりすることも、質を下げる要因の1つです。これらは、いくらWebサイト制作時のチェック機能を強化しても見逃してしまうことが多く、完璧にとはいきません。 特に、社内CMSの活用などによってWebサイトを更新する権限が各部門に移譲されている場合は、この傾向が顕著になります。例えば以下のようなケースが考えられます。
表1:用語統一の際に漏れが生じやすい項目 また、用語統一上での問題はなくてもユーザにとって不利益な情報公開がなされているケースもあります。 例えば過去に、大手ベンダーで「ある製品に不具合が見つかり、解決策や商品回収の情報を発表した。しかし、さらに不備が見つかり2重3重の不具合情報を公開した」といったことがありました。この場合、Webサイト上に複数の情報が掲載されており、さらにお互いが連携していない状態では、ユーザはどの情報を信じればよいか迷うことになるでしょう。 サイト内検索を活用し、そういった情報が自社のWebサイトのどこかに残っていないかをチェックすることで、ユーザの混乱を未然に防ぐことができるのです。 他にも「Aという製品のオプションはBです」といったことを表記する際、そのオプション品の型番が途中で変更になっているのに、旧型番がいつまでも掲載されている場合があります。この例については、実際に様々なWebサイトで目にすることができるでしょう。 このように、企業のWebサイトには「ちょっとした不具合」が数多く潜んでいるのです。 |
||||||||||||
| 「うっかり公開」にすばやく気づく | ||||||||||||
|
さらに、企業情報を公開する中で問題になりやすいのが、本来は限られた相手にのみ公開すべき情報を一般でもみられる場所に掲載する「うっかり公開」です。その1番大きな例が「電話番号」です。 本来はエンドユーザを相手にしていない部署なのに「ある日を境に、なぜかエンドユーザからの電話が急激に増えた」といった経験をしたことのある方がいると思います。こういったことが起きると、電話を受けた側は「失礼ですがこの電話番号はどこでお知りになったでしょうか」と聞き返すことになるかと思います。 大企業では特に、代表電話以外に各部署へ直接つながる電話番号が用意されています。Webページのように一般に広く公開するメディアでは、本来は代表電話番号のみを掲載しています。しかしWebページに部署への直通の電話番号を掲載してしまい、それに気づかないでいるといったケースがみられます。 その代表例が「プレスリリース」です。Webページ上では用語チェックが行われ、代表電話番号のみになっていても、実は添付したPDFファイルには担当部署の電話番号が掲載されているということがあります。 さらには、開発業務を行っている部署が発表した資料に、社外との対応を行っていない開発専門の担当部署名や直通電話番号までが掲載されている例もあります。もしこの情報を放置しておくと、エンドユーザから「開発担当のCさんはいますか」と名指しで電話がかかってきてしまうかもしれません。 こういった問題を回避するために、公開後のチェックだけはもちろんですが、公開前のチェックを徹底することが大切です。なぜなら、一旦公開されたWebページに対して検索ポータルのロボットがクロールしてしまい、キャッシュとして保存されてしまう危険性があるからです。こうなると現状ではもう手がつけられません。 また、この問題は本社が管理しているWebサイト内だけに限った話ではありません。最近では同じ製品の情報が、販売会社や海外支店、グループ企業のWebサイトに掲載されることが多く、これまでにあげたものとまったく同じ問題を抱えている高い可能性があります。 これを防ぐためには、公開前にテストサーバ上でサイト内検索によるチェックを行うことが重要です。 |
||||||||||||
|
前のページ 1 2 3 次のページ |
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||

