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| FTPクライアントからのファイルのアップロード試験(rootユーザの場合) | ||||||||||||
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次にFTPクライアントからFTPサーバにrootユーザでファイルがアップロードできるかを確認します。Red Hat Enterprise Linux 5に付属のvsftpのデフォルト設定ではrootアカウントによるFTPサーバへの接続は許可されていませんので、接続できないことを確認します。rootアカウントでFTPサーバにアクセスするには、lftpコマンドに-u rootを付加します。
# lftp -u root 172.16.10.50
testuserのときと同様にputコマンドでサンプルファイルをアップロードできるかどうかを確認します。ここで「再接続を遅延しています」と表示されると、rootユーザによるFTP接続はできないことをあらわします(図4)。 さらにrootユーザが「lsコマンド」でFTPサーバの提供するディレクトリも見えないかを確認します。lftpコマンドプロンプト上でlsコマンドを入力し「再接続を遅延します」のメッセージが表示されれば、FTPクライアントからrootアカウントでFTPサーバのディレクトリを閲覧することが禁止されていることを意味します。 最後に匿名ユーザでも接続テストを行います。匿名ユーザでFTPサーバにアクセスするには、lftpコマンドに「-u anonymous」を付加します。匿名ユーザでログインした場合は、FTPサーバが提供するディレクトリが「/var/ftp/pub」以下になっていることを確認してください。 以上でFTPサーバの最低限の構築とlftpコマンドによるFTP接続とテストについて述べました。FTPサーバはvsftpは/etc/vsftpd/vsftpd.confファイルで様々なカスタマイズが可能です。設定項目に関するコメントが数多く記述されていますので、一度目を通しておいてください。なおFTP通信は暗号化されていないため、エンタープライズシステムでは、セキュリティを十分に考慮する必要があります。よりセキュアな通信を求める場合はsshなどを組み合わせる必要があります。 |
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vsftpサーバ(FTPサーバ)において最低限知っておくべき項目
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