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| CMSとECMの違い | ||||||||||
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「コンテンツ管理」というとCMS(Content Management System:コンテンツ管理システム)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。CMSの多くはWebサイト向け管理システムのことで、オープンソースで代表的なものとしてはXoopsやJoomlaなどがあり、人気を集めています。 ECMがCMSと大きく違う点は、対象がOffice系の文書など企業向けのものである点と、高い可用性が要求されるという点です。 通常のWebサイト向けのCMSは、データ構造自体がHTMLで作成されたページ単位を基本としており、Office系の文書は「添付」扱いで処理されている場合がほとんどです。また、システムの設計段階からクラスタリングなどの高可用性の構成をあまり考慮していません。 しかし、ECMの製品ではOffice系の文書も中心的なエントリとして扱うことができますし、高可用構成やデータ保護についても設計段階から手厚い考慮がなされています。 今回紹介する「Alfresco」をはじめ、最近PythonからJavaへの移行を果たした「Nuxeo」や、元々はWebに比重が置かれていたもののECM用途向けオプションも用意している「Magnolia」あたりがオープンソースECMと呼ばれる製品になります。 ![]() 図2:Alfrescoのファイル管理画面(File System Emulation) 出展:2005-2007 Alfresco Software, Inc., All Rights Reserved. (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します) また、企業システムの一翼を担うという意味では他システムとの連携もまた大きなポイントとなります。例えば、Javaベースの対リポジトリ連携規格であるJSR-170のサポートというのも今後はECMの基本要素の1つとなっていくでしょう。その意味でApache Foundationによるリファレンス実装であるJackrabbitもECMの一種であるといえるかもしれません。 |
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