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ProjectKeeper
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第1回:プロジェクト管理とプロジェクトマネジメントの違い?

著者:サイオステクノロジー  與倉 和明   2007/8/9
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プロジェクト管理とプロジェクトマネジメント

   プロジェクトというものは、意識していなくとも仕事をしていれば多かれ少なかれ発生するものです。

   例えば、営業担当者が行っている営業活動では、通常プロジェクトというものは意識しません。しかし営業チーム全体で考えると、目標予算を達成するために各々の営業がやるべき数字を持たされ、それに向かって営業的な決着を管理するために「いつまでにこの作業を行い、どの時点でこの業務を決着させる」という「仕事の流れを考える」作業があると思います。これはプロジェクト遂行の考え方とまったく同じです。

   さらにその考え方は、個人の目標を束ねた部門目標達成というプロジェクトとして成り立っています。つまりプロジェクトとは、業務や目標を前に進めるために、これから発生するであろう業務を計画し、それに向かって効率化をはかっていくという目的達成の方法論といえます。

プロジェクトを進めて行く中で「この機能があればひと通りのことができる」

   実は、ProjectKeeperはそんなに多くのプロジェクト管理業務を網羅しているわけではありません。プロジェクトを進めて行く中で「この機能があればひと通りのことができる」という観点と、「プロジェクト管理」ではなく「プロジェクトマネジメント」という観点に絞った機能構成になっています(「管理」と「マネジメント」の違いは後述します)。

   ProjectKeeperで行える範囲は以下の通りです。

プロジェクトの基本情報を登録する
プロジェクトを構成する基本的な情報を入力します。プロジェクト名称やプロジェクトオーナー、プロジェクト予算などです。

プロジェクトマネージャーのアサイン
そのプロジェクトを実施していく最高責任者、意思決定者を指定します。この後の作業は基本的にはプロジェクトマネージャーが行います。

プロジェクトタスクの定義
プロジェクトマネージャーの中心的な仕事になりますが、プロジェクトのゴールを想定し、そのゴールを目指すためにはどのような作業が必要になるのかを列挙します。プロジェクト経験が多いプロジェクトマネージャーは高い精度のタスク洗い出しができますが、経験の浅いプロジェクトマネージャーだと想定タスクの増減が発生してしまいます。ここがプロジェクトを成功させるための大きなポイントといえます。

プロジェクトタスクのスケジュール
列挙されたプロジェクト工程を考えられるリソースよりアサインして、「どのタスクがいつまでに終了するか?」を、ガントチャートを利用して表現します。

プロジェクトメンバーをアサインする
プロジェクトメンバーをアサインし、「誰に何をやらせるか?」を定義します。

プロジェクト実施工数の入力
プロジェクト実施者が抱えているプロジェクトタスクに対して「何をどの位時間をかけて実施し、結果どのくらい終わったのか?」を定義します。

プロジェクトの進捗(EVM)分析
該当プロジェクトが思うように進捗しているのかをマネージャーの視点に立って内容を分析(一覧表、ガントチャート)し、プロジェクトに対する今後の対応策を練っていきます。

表2:ProjectKeeperのプロジェクト管理機能

   以上がProjectKeeperで行えるプロジェクト管理機能です。では他のプロジェクト管理ツールとどう違うのでしょうか?

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サイオステクノロジー株式会社 與倉 和明
著者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社  與倉 和明
システムインテグレーション事業部 ビジネスソリューション部長
重電機メーカー入社後、ソフトウェア開発の魅力に取り付かれ、SIer、コンサルティング会社などを経て、テンアートニ(現サイオステクノロジー)入社。システムコンサル〜開発まで全般をこなす。現在はSIOS Applicationブランドを立ち上げ、開発責任者としてアプリケーションビジネスを展開している。


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第1回:プロジェクト管理とプロジェクトマネジメントの違い?
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