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プロジェクト管理ツールProjectKeeperを試そう!
第1回:プロジェクト管理とプロジェクトマネジメントの違い?
著者:
サイオステクノロジー 與倉 和明
2007/8/9
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プロジェクトマネジメントを円滑に進めるProjectKeeper
ProjectKeeperは、タスク管理やガントチャートがひける一般的なプロジェクト管理ツールと大きく違う点があります。
一般的なプロジェクト管理ツールの場合は、図4のような業務の流れになっています。
図4:一般的なプロジェクト管理ツールを使った管理方法
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
この業務の流れには、いくつかの課題が存在しました(表3)。
マネージャーがメンバーから情報を収集・入力・配布するため、タイムリーな情報共有ができない
マネージャーがメンバーから情報を収集・入力・配布するため、マネージャーの作業負荷が大きい
メンバーの稼動状況が案件ごとのファイルに分散して管理されており、わかりづらい
メンバーがファイルを開くと、本来編集してはならない情報も更新できてしまう
情報が分散するので、セキュリティ管理の手間がかかる
表3:一般的なプロジェクト管理ツールを使った場合の課題
ProjectKeeperの場合は、以下のような業務の流れとなります。
図5:ProjectKeeperを使ったマネジメント方法
図5のような業務の流れによって、一般的なプロジェクト管理ツールを使った場合にあった課題が解決できます。
メンバーが随時入力するため、直ちに全員で情報共有が可能(配布不要)
メンバーが随時入力するため、マネージャーは入力されたデータを見て、管理や分析に専念できる
情報はサーバで一元管理されるので、メンバーの稼動状況も一目瞭然
メンバーごと、情報の種類ごとに柔軟なアクセス権限設定が可能
セキュリティ管理も一元化されるので、効率的に管理
表2:ProjectKeeperが解決する課題
コラボレーション型のコミュニケーションツール
ProjectKeeperは単なるプロジェクト管理ツールではなく、コラボレーション型のプロジェクトコミュニケーションツールとしての役割も担っているのが大きな特徴です。
本来、「プロジェクト管理」と「プロジェクトマネジメント」は違うものだと筆者は考えています。単なる「管理」だったらクライアント版プロジェクト管理ツールで十分でしょう。また、管理だけ行うのであれば「プロジェクトマネージャー」という職種はそんなに難しくない業務だと思っています。
「プロジェクトに携わる人をプロジェクト中心に連携させ、1つの大きな仕事をさせる」という業務が「プロジェクトマネジメント」という業務であり、それゆえに非常に難しい業務なのです。優秀なプロジェクトマネージャーは誰を見てもその点が非常に優れていると感じます。
ProjectKeeperは「プロジェクトマネジメント業務を円滑に進めるために、ソフトウェアで何かをできないか?」という観点で考えられました。つまり「プロジェクト管理」ではなく、「プロジェクトマネジメント」を行うためのソフトウェアとしてProjectKeeperは位置付けられると考えています。
次回は、ProjectKeeperを試す!
次回は、どうやって「プロジェクトマネジメントをしていくか?」について、仮想のプロジェクトを例に、ProjectKeeperを使用してマネジメントしてみたいと思います。
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著者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社 與倉 和明
システムインテグレーション事業部 ビジネスソリューション部長
重電機メーカー入社後、ソフトウェア開発の魅力に取り付かれ、SIer、コンサルティング会社などを経て、テンアートニ(現サイオステクノロジー)入社。システムコンサル〜開発まで全般をこなす。現在はSIOS Applicationブランドを立ち上げ、開発責任者としてアプリケーションビジネスを展開している。
INDEX
第1回:プロジェクト管理とプロジェクトマネジメントの違い?
ProjectKeeperとは?
プロジェクト管理とプロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントを円滑に進めるProjectKeeper