第2回:Spket IDEでコーディングしてみる (3/3)

Spket IDE
EclipseベースのエディタSpket IDEを使ってみよう!

第2回:Spket IDEでコーディングしてみる

著者:独古 みのり   2007/9/10
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Webブラウザで実行してみる

   では、これをWebブラウザで表示させてみましょう。

   Windowsの「スタート → プログラム → OpenLaszlo Server → Start OpenLaszlo Server」を選択します。するとコマンドプロンプトが立ち上がってTomcatが起動します。次に「Server startup in XXXms」という文字が表示されたら、サーバの起動完了です。

   準備ができたら使っているWebブラウザで下記のURLを開きます。
http://localhost:8080/lps-3.4.0/Sample/view.lzx

   するとWebブラウザの左上に赤い四角形が表示されます。

Webブラウザの左上に赤い四角形が表示される
図5:Webブラウザの左上に赤い四角形が表示される

   さて、今度はこの赤い四角をマウスでドラッグできるようにしましょう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<canvas>
    <view height="100" width="100" bgcolor="red"
onmousedown="dragger.apply()" onmouseup="dragger.remove()">
        <dragstate name="dragger"/>
    </view>
</canvas>

   先ほどのURLをリロードします。すると赤い四角形が表示されているのには変わりがありませんが、マウスを赤い四角形の上に持っていくと、手の形に変わります。その状態でドラッグしてみてください。これで動かすことができます。

ドラッグで移動することができる
図6:ドラッグで移動することができる
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   本記事ではここまでしか紹介できませんが、より深くOpenLaszloを知りたいという方は、インストールしたOpenLaszlo Serverを起動して下記のURLを開いてみてください。

OpenLaszlo Serverのサンプルファイル
http://localhost:8080/lps-3.4.0/laszlo-explorer/

   ここにはデモアプリケーションがあるほか、「Laszlo in 10 minutes」にはソースコードを見たり試せる動かすことができるサンプルがいろいろ収められています。こちらもぜひ試してみてください。


おわりに

   今回はSpket IDEでの簡単なOpenLaszloアプリケーション開発を紹介しました。新しい開発環境に慣れるには、自分で使ってみるのが一番いい方法です。そして、使っていく中で「こんな便利な機能もあったのか!」と発見するのも1つの楽しみだと思います。

   本連載に興味を持った皆さんが、よい開発環境で楽しくコーディングができることを祈っています。

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独古 みのり
著者プロフィール
独古 みのり
1999年から主にStrutsを用いたWebアプリケーション開発に従事。
現在は海外で自然に囲まれながら生活し、株式会社ネットエイトの在宅プログラマとして働いている。


INDEX
第2回:Spket IDEでコーディングしてみる
  Spket IDEでリッチインターネットアプリケーションの開発をしよう
  簡単なアプリケーション作成
Webブラウザで実行してみる
EclipseベースのエディタSpket IDEを使ってみよう!
第1回 Spket IDEとは何か?
第2回 Spket IDEでコーディングしてみる

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